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Legato

$equal zero


この手に触れて話してくれないか


目の前に映る現実が在ったとしても
その心情は不確かなものが多すぎる


その体温を感じるように

その息使いを聞き取れるように

確たるものが欲しいんだ





日々が過ぎ去るように

季節が移りゆくように

新たな思いが生まれては消えてゆく





ゆっくりと

少しずつ

何も変わらないかのように











時は滑らかに流れてゆく