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想いと記憶

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暮れ行く空を眺めていたが
沈む夕陽を見失い
また夜が来てしまった


離さないと決めて握りしめた手が空気に変わり
残り香さえも消え去った




一体俺は何にしがみ付いていたんだ…




盲目的なこの精神が辿り着いたその先

ここにあるものは

痛む心と微かに記憶する
震えた唇の感触だけだった




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