その日テオ=アルカディオはハンターの集まる集会所の入り口前にいた。つい二日前にハンター合格の知らせをもらい、さっそくクエストを受けるために集会所に来たのだ。
カウンターの近くにはクエストの受付をしているお姉さんがいた。クエストカウンターに向かって歩くテオに周囲の視線が集まる。まあよくあることだ。初心者の装備品は貧弱で見ただけですぐわかる。だが視線が集まったのはそれだけが理由ではない。
「あの~、クエストを受けたいのですがここでいいですか?」
「はいここですよ~。ボクは何のクエストを受けるのかな?」
受付嬢の受け答えの通りテオの見た目は子供だったのだ。
「あの、今日初めてなのでこドスジャギー討伐のクエストを願いします。」
「いいけど、クエストを受ける前にしっかりと武器を装備してこなくちゃ。その格好でクエストに行ったらドスジャギーどころか草食獣にも勝てないわよ。」
これがもう一つの注目される理由であった。周りを見ればハンター達は皆ごつい武器を背中に背負っている。しかしテオは武器が見当たらないのだ。しかしテオは
「持ってますよ。小さいだけでほらここに」
テオは自分の腰のベルト部分を受付嬢に見せた。腰の両端には30センチ程度の折れ曲がった棒状の物体が2つぶら下がっていた。「剣銃」である。近接用の剣と中距離用の銃を合わせた形である。
「僕が自分のためだけに作った武器なんだ。だからしっかりと武器は装備してるよ。だから受付してもらっていいよね?」
受付を終えてさっそく狩りに向かう。テオにとっての初の狩りではあるが不思議と怖くはなかった。それよりも図鑑で見ていたドスジャギーの実物に会えることが彼にとっては重要だったのだ。
村を出てまずは支給された地図をもとにドスジャギーがいそうな場所を探す。歩き始めてから30分近くたっただろうか、周りから仲間を呼ぶ高い鳴き声が聞こえた。以前図鑑で見たときに書いてあった事を思い出し、ドスジャギーだと一瞬で判断して周囲の殺気に気を配る。
その数秒後何匹もの小さな生物が現れた。2本足で立っていて頭の先っぽが鳥のくちばしのようになっている。しかしそのくちばしの下にはしっかりと肉食獣のそれだとわかるようにぎざぎざの歯が生えていた。そのすぐ後ろから同じような格好をした大きな生物が現れた。
「ドスジャギーだ!!」
興奮を抑え瞬時に自分の腰に両手を持っていく。そして戦闘が始まる。
引き抜いた剣銃でジャギーを切りつける。初期段階の武器にそこまでの威力はない。切りつけられたジャギー達はすぐに立ち上がり再度襲ってくる。それを見越して立ち上がる瞬間に弾を発砲する。
数回このやり取りをしたのちジャギーをすべて倒し切った。
「流石にこれだけの数のジャギーをやっつけるのは大変だな。」
息が少し上がっているが興奮が最高潮に達しているためか疲れも痛みも全く感じない。
ドスジャギーはテオの様子を見ながら警戒態勢に入る。再び仲間を呼びたいが、隙が全くないテオを前にそんなことが出来ないのを悟る。
そして、一人と一頭の一騎打ちが始まった。
突進してくるドスジャギーに数発弾を撃ち込み回避するテオ。しかし、ドスジャギーもテオの動きをある程度予測して尻尾で薙ぎ払う。間一髪で回避したと思ったが尻尾の先っぽで顔面を切ってしまう。
「にゃろー。さすがに遠距離だと攻撃力が低いな。」
すぐに体制を立て直して作戦変更。今度はテオからドスジャギーに向かって走る。走りながら持ち方を変える。人差し指が入っていた引き金に小指を入れほぼ剣を持つ構えで突っ込む。
「うぉおおおおおお!!!!」
体全身に赤黒いオーラをまとう。そのまますごい勢いでドスジャギーに切りつける。いわゆる双剣の「鬼神化」である。完全にドスジャギーを一気に倒す。
そして最後は全ての弾を一気にその相手にぶち込む「フルバースト」。
「ハァ、ハァ、ハァ、よ、ようやく、倒せた。」
スタミナが切れてその場に倒れこむテオ。達成感とは別にアドレナリンも切れて疲労と戦闘で受けた傷の痛みも感じる。満身創痍だが一応クエストをクリアしたのだ。
「もう一歩も動けないよ~。」
と、そこにどこから来たのか一頭のドスジャギーが登場。
「これって・・・やばくない・・・」
唾を飲むテオにドスジャギーが襲い掛かる!!!!
To be continue
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こんばんは、ありがたいことに昨日だけで20人もの方が読みに来てくれました。こちらでも何名かの方に読んでみたいとリクエストを受けたので、こちらにも書くことにしました。
実はこの小説、高校生のころ全く違う形で書いていたまさに中二な作品なんですよね。もちろんかなりモンハン色に染まっていますが、当時から主人公は剣銃使いにしようと思っていました。因みに「剣銃」は間違いではなく剣と銃の合わさった武器にしようと思っていました。
さて、今回は初の小説投稿ということなのですが、改めてみると結構ひどい文章構造。
書いてみて初めてわかる小説を書く難しさ。
しっかりと伝えなくてはいけないけど、描写のしすぎは逆にくどくなるというジレンマをどうすればいいのかがこれからの当面の目標ですね。
それにしても書き上げて驚いたのが1800字って言うwwいつもレポートを書くのにあれだけ時間がかかるのに書きたいものを書くのは案外すらすら行くものですね。
続きもしっかり脳内構成はできています。あとはそれを書き上げる時間を見つけることですね。
結構長々書いてしまいましたが読んでいただけたら幸いです。
次回:アウラ=アスタロッサです。では今日はここまで、パーティーの事と今日の一狩りはまた明日にします。