わが家では水草トチカガミを育てています。
トチカガミはアマゾンフロックピットを大きくしたような容姿です。
普通、冬には殖芽を残して本体は枯れてしまいます。
この殖芽が水の底に沈んでじっと春を待ちます。
しかし、殖芽で越冬することを知って、温かい場合はどうなるのかと水温23℃の水槽で親株を育ててみました。
10月下旬に加温水槽に移動した時は、殖芽を付けていました。
加温水槽に移した後は殖芽をいくつか付けた後、親株の葉が溶けてなくなっていきました。
しかし、親株はかろうじて葉もない小さな株となって水底に沈んでいきました。
そして今、小さな株となった親株は小さな小さな葉をつけて水面に浮かんできました。
いっぽう、殖芽で越冬したものは葉を大きくしながら水面に浮かんできて、大きい葉は3㎝くらいになりました。
殖芽の中にはまだほとんど生長していないものもあり、そういう個体は葉の大きさは3ミリ程度でまだ水底に沈んでいます。
育つスピードはまちまちですが、頑張って大きくなっているようで少し安心しました。
無加温水槽の殖芽はほとんど生長しておらず、水底でじっと春を待っています。
トチカガミの根っこも生長が早く、10cmくらい伸びたものもあります。
太い根っこの周りに細い根毛がびっしり生えて、いかにも養分を吸ってるぞっていう感じにみえます。
みんなこのまま順調に育ってくれますように。