室内の30cm水槽のpHが9を超えました。
この水槽はどうしてもpHが高くなります。
高くなる原因がよくわかりません。
そこで水槽内で使用しているものをひとつひとつ調べていきました。
といってもベアタンクなのでほとんどものがありません。
水槽に入っているものは
生体:メダカ、ミナミヌマエビ、ヤマトヌマエビ、レッドラムズホーン、各種水草
もの:外掛け式フィルター
これだけです。
となると外掛け式フィルターに原因がありそうです。
ろ材は、純正品を使用しています。
純正品がpHを上げる?
そんなことがあるのでしょうか。
使用している外掛け式フィルターはテトラのAT-20です。
そのフィルターのろ材は、テトラバイオバッグJrです。
このろ材の説明をよく読んだところ
「サンゴ粒がpHを安定させると同時に各種ミネラルを補給、長期間水質を安定させます。」
とありました。
原因の一つはこのサンゴ粒のようです。
いらないものを入れてくれたものです。
これではpHが上がってもおかしくありません。
また、活性炭も入っているため、活性炭によってpHが上がります。
さらにゼオライトが入っています。
ゼオライトはアンモニアを吸着しますが、ナトリウムを優先的に吸着する性質があるのでナトリウムが水中に存在すると吸着していたアンモニアを放出し、そのかわり水中のナトリウムを吸着します。
うちでは水道水の軟水化のためにカチオンフィルターを使用しています。この軟水化の時に水中にナトリウムイオンが放出されます。
放出されたナトリウムのため、ゼオライトが吸着していた生体に有害なアンモニアが放出されます。しかも飼育水はpH9のアルカリ性。
毒性の強いアンモニアが水中に放出されます。
こんなひどいろ材を使用していたとは・・・・。
すぐにバイオバッグJrを捨て、飼育水を1/2交換し、外掛け式フィルターにはゾックスのネクストジェネレーションとキャビティを入れました。
水槽内の生体は、暴れることもなく水草をつついていました。
これでしばらく観察していきます。