赤シナヌマエビを飼育している水槽の掃除をしました。
前に生まれた稚エビたちは1cmを超えました。
子の稚エビたちを排水ポンプに吸い込まないように、吸い込む水量を調整しながら低床に溜まっているフンや脱皮の殻などを吸い込んでいきます。
排水ポンプは100均のアクアリウムコーナーで売っている水槽水替えポンプです。
そのポンプの先は太くなっているのですが、直径が太すぎて稚エビを吸い込んだかどうか確認がしにくくなるので、私は太い部分を外して使用しています。
うちの水槽は全部ベアタンクなので低床にはソイルがないため、給水口には何も取り付けていません。
いいのか悪いのかは人によりますが、吸い込んでしまった生体はそのまま排水に混じって出ていきます。ですので排水はバケツにたまるようにしていて、廃棄する前にバケツの中をよく観察手から廃棄します。
で、今回も廃棄する前にバケツの中を観察すると・・・・・
なんか動いているものがいます。
よく確認すると、1ミリ程度の稚エビがいました。
あれ?
最近、稚エビは1㎝くらいになっているのでこんなちっちゃな稚エビはいるはずない。
抱卵している個体は2匹いるけど抱卵してまだ2週間が過ぎた頃なので ???です。
抱卵している個体を確認してみました。
1匹は卵がみっちり、しっかりと腹肢についています。
もう1匹は・・・・・・
腹肢に数個の卵を確認しました。
あああああああ!これは!! でも!!!
わずか2週間ちょっとで孵化するなんて!!!!
こんな1ミリ程度の稚エビがいるということは、このお母さんエビが脱卵したのではなく、抱えていた卵が孵化したことをものがたっています。
まだ腹肢に残っている卵が生きているのか死んでしまったのか現時点ではわかりませんが、見守っていきたいと思います。
さて、水槽から吸い出してしまった1ミリ足らずの稚エビたちは、大きなスポイトで1匹ずつ吸い取って元の水槽に戻していきます。
この時ほど仕事でピペットを扱っていてよかった!と思ったことはありません。
ピペットマスターの私は、全匹無事に水槽に戻しました。戻した匹数は全部で10匹を超えていました。
稚エビに気が付いてよかった。ホッとしました。
しかし、これから数週間、この稚エビたちがある程度大きくなるまで水替えに注意が必要です。
そしてまだ、もう1匹のお母さんエビがいます。あと1,2週間で孵化すると思われます。
孵化が終了するまでの間プラス稚エビがある程度大きくなるまで、なるべく水質を悪化させることなく、かつ水替えの回数を減らすように管理しなければなりません。
水槽の状態、稚エビの状態をよく観察しながら飼育していきます。
その問題とは別に
1番初めに生まれた稚エビたちですが、そろそろ体色がはっきりしてきました。
次々に生まれてくる稚エビたちがいるため、全匹をこの水槽で飼育していくわけにはいきません。
そこで、体色を確認して赤の発色の良いものを残し、そのほかの個体は母集団のいる大きな水槽に入れていくこととしました。
普通のシナヌマエビの色(うっすらと黄色)の個体、全体に薄い赤色い個体、赤い縞模様のように見える個体、明らかにほかの個体より赤が濃い個体・・・・いろいろな個体がいます。
第1回目の選別なので普通シナヌマエビ色の個体を母集団水槽に移動しました。
そのほかの稚エビはこのまま数週間様子を見て、また選別したいと思います。
ベビーラッシュ うれしい悲鳴です。