そもそも粉瘤(アテローム)は必ず取らないといけないのか?と疑問に感じる方もおられると思います.
近くのクリニックで、取らなくても良いと言われた方も多いようです.
結論から言うと絶対に取らないと行けないという訳ではないが、なるべく取っておいた方が良いというのが私の考え方です.
粉瘤は放っておいても生命に影響するものではありません。しかし放っておいて良くなるものでもありません。
1つ目の理由は粉瘤は年々少しずつ大きくなっていきます。顔や首などの目立つところであれば、見た目が気になることもあるでしょう。大きくなってからだと、手術の傷が大きくなる可能性もあります。
2つ目の理由は、粉瘤を放置した場合、夏場などに嫌なにおいを発することもしばしばあります.粉瘤の中には古い角質や皮脂が溜まっています。それらが少しずつ排出されることがあります。あとは言わなくてもいいでしょう。
3つ目の理由は、粉瘤が皮膚の中で避けてしまったり、粉瘤の中に常在菌が感染してしまった場合は、炎症が起き、腫れて痛くなり、仕事どころではなくなってしまうことがあるからです。その場合、スケジュールをキャンセルして、至急で治療が必要になってしまいます.また一度腫れてしまうと治療が長引いたり、傷がきれいに治らなかったりと行ったトラブルの原因となります.
以上の理由から、粉瘤は放置していいことはなく、早めの治療をお勧めしたいと思います。
お困りの方はお近くの「はなふさ皮膚科」までご相談ください。