粉瘤(アテローム)で困ったら。。。傷を最小限にするために

粉瘤(アテローム)で困ったら。。。傷を最小限にするために

粉瘤の手術を年2332件行っている医師が、粉瘤(アテーム)の原因、治療法などのすべてを解説します。三鷹はなふさ皮膚科、新座はなふさ皮膚科にて勤務しています.

花房 火月

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そもそも粉瘤(アテローム)は必ず取らないといけないのか?と疑問に感じる方もおられると思います.

近くのクリニックで、取らなくても良いと言われた方も多いようです.

 

結論から言うと絶対に取らないと行けないという訳ではないが、なるべく取っておいた方が良いというのが私の考え方です.

 

粉瘤は放っておいても生命に影響するものではありません。しかし放っておいて良くなるものでもありません。

 

 

1つ目の理由は粉瘤は年々少しずつ大きくなっていきます。顔や首などの目立つところであれば、見た目が気になることもあるでしょう。大きくなってからだと、手術の傷が大きくなる可能性もあります。

 

2つ目の理由は、粉瘤を放置した場合、夏場などに嫌なにおいを発することもしばしばあります.粉瘤の中には古い角質や皮脂が溜まっています。それらが少しずつ排出されることがあります。あとは言わなくてもいいでしょう。

 

3つ目の理由は、粉瘤が皮膚の中で避けてしまったり、粉瘤の中に常在菌が感染してしまった場合は、炎症が起き、腫れて痛くなり、仕事どころではなくなってしまうことがあるからです。その場合、スケジュールをキャンセルして、至急で治療が必要になってしまいます.また一度腫れてしまうと治療が長引いたり、傷がきれいに治らなかったりと行ったトラブルの原因となります.

 

以上の理由から、粉瘤は放置していいことはなく、早めの治療をお勧めしたいと思います。

 

お困りの方はお近くの「はなふさ皮膚科」までご相談ください。