夫婦げんかは 犬もくわないと言いますが・・・。
であって10年。
お互いに飾ったりかっこつけたりすることもなくなり、
「おかえり」も「おつかれさま」も「ありがとう」も
口にはすれど、ほんとうに心をこめて言っているかはナゾです。
ましてや、
イライラしてちょっときつく言ってしまった後の「ごめんなさい」なんかは
思ってても素直に口にできなくて、
話題を変えてごまかしたりもします・・・。
アオイ(長女)はパパが大好きで、
幼稚園から帰ってくると、
「今日はパパ早く帰るかな~・・・。」と、
まだ陽の高い時間から帰宅を心待ちにし、
ドアを開ける音がすると、
走っていって飛びついてお出迎えします。
わたしは、と言うと
イズミ(次女)のオムツを替えていたり
ごはんのしたくをしていたり
製作作業に没頭していたりで
顔も向けずに「おかえり」を言っていたかもしれないなぁ・・・。
ぜったいに、かわいい奥さんではないなぁ・・・、と反省。
・・・そんな矢先。
昨夜のこと。
ばんごはんの材料が足りなかったので、
車でスーパーに連れてってもらいました。
帰りにちょっと本屋さんに寄ってもらって
子供ふたりを車の中で見ててもらい、
わたしは
お目当ての本が置いてあるだろうコーナーに
ダッシュで向かい・・・。
ざっと見わたしたところ、
置いてないので店員さんに聞き、
売り切れを確認し、車に戻る、その間やく10分弱ほど。
車のドアを開け、
「残念、なかった~。せっかく寄ってくれたのにごめんね~!」と
言おうとしたそのとき。
パパが、
「いったい何分待たすねん!」 と言ったので
わたしは何も言えなくなってしまって、
またまた気まずーい雰囲気に。
さっき言おうとしてた言葉はひっこんでしまいました・・・。
わたしはぶすっとしたまま ごはんを作り、
ぶすっとしたまま片付けをし、
居間にしている和室のほうを振り向くと、
イズミのおふとんで、ふたり並んで寝ている姉妹を
やさしーい顔でながめているパパの横顔が目に入りました。
とげとげイライラしていた気持ちが ちょこっと和らいだ・・・、
・・・のだけど、なんか言葉が出なかったので
また片付けの続きをはじめてしまったわたし。
寝入ってしまったアオイを抱っこして寝室に行くときに、
パパから、
「さっきはごめん。眠いし腹減ったしでイライラしてた。」
という言葉が。
「おぉ、パパがそんなこと言うなんて!!!」とびっくりして
おちゃわんを落としそうになりました。
でも、ここでも何もいえず・・・。
しまった、またかわいい奥さんになれなかった。
今日パパが帰ってきたら
にっこり明るく「おかえり」を言おう。
