先程、元アルバイト先に行ってきた。


私は大学時代結婚式場でアルバイトしていた。

そしてその結婚式場が大好きだった。

そのアルバイト先を卒業する頃に当時の支配人から人間性を買ってもらえていたのか、6次試験あるうちの5次試験までならいいようにしてやれるぞと言われていた。

しかしもう教採に合格した後だったので、その時は断ってしまった。

今になってそれを悔いている。


現在は病休中だが、将来を考えると教員を続けていくことは難しいような気がしている。

残り1ヶ月で復帰ということになっているが、まだ精神疾患が完治していないと言われる今、そこで復帰してもそれがさらに悪化するのではないかと思っている。


そんな思いがある中で、先日iPhoneの写真フォルダを漁っていた。

大学時代アルバイトしていた写真が出てきた。

そしてアルバイト先で流れていた音楽も聴いてみた。

やっぱりあの環境は最高だった、そう思った私は勢いで元アルバイト先の社員さんに連絡をした。


現在精神疾患で休んでいること、そして転職を少しずつ考えていること。

昔を懐かしみながら少しお話しできませんかと送った。


そうすると直接話しましょうか、と返ってきた。


そして、先程元アルバイト先に行き、社員さんとお話ししてきた。


お元気ですかと聞いていいのかな、と一番最初に言われた。


そこから私が精神疾患になるまでの大まかな経緯を話し、復帰が迫っていることも話した。


この職でやり続けていく自信はないこと、しかし子どもたちが継続的に手紙をくれていることからこの子たちを置いて辞めることはできないと思っていることも話した。


復職プログラムで復職判断されることがおかしいと思うことも話した。


今まで自分自身のことを自分で決めてこられなかった後悔があることも話した。



社員さんはとても親身になって私の話を聴いてくれた。


私が元アルバイト先を転職先として考えていることを話したら、「来ていいよ」と即答してくれた。

偶然ではあったが、今回連絡したその社員さんはこの地域の採用担当だった。

私が教職を辞めるのであれば明日からでもきていいよとそう言ってくれた。


「いいよ」


その言葉に思わず涙が出た。


先のことを考えた時いつも

辞めても行く先がない、だから戻るしかない、だけど戻ったらもっと病状が悪くなりそうだ、戻りたくない。でもお金がないと生活していけない。

その思考のループだった。


そこに光が差した。

辞めても私を受け入れてくれる場所がある、居場所がある。働く場所がある。

社員さんはスッと、救いの手を差し伸べ、私の心を包んでくれた。


また私が自分自身のことを自分で決めてこられなかったことに後悔があるということについて、

ここをアルバイト先として選んだのは私自身だったし、そこでそれなりに高い役職に挑戦しようと決めたのも私だったではないかということを言ってくれた。


元アルバイトに話を聴きに行くに当たって、その会社についてもあらかじめ少し調べていった。

その会社は挑戦する人を高く評価する、ということがホームページに書いてあった。

それを見た時に、私の挑戦はまずここから始まるのではないかと思った。

教職をやめて、元アルバイト先に就職するという挑戦。



社員さんは私が子どもたちが引っかかっているためにすぐに辞めるということはできないと思っていることも理解してくれた。

しかし、戻って子どもたちを修了式まで見送ったとして、その時の私が疲れ果てた状態だったら?

それはある意味で私のエゴかもしれないよね。と言われた。

確かにそうかもしれないと思った。


しかし、このままでは私が後悔するというだろうということも分かっていてくれたので、それを精算する方法として、

手紙をくれていた子どもたちに謝るのはどうかと言ってくれた。

「あなた達がいたから私はまたここに戻ってこようと思うことができた。しかし、私は別の道に進むことにしようと思う。」ということを伝えてはどうか、と。


どういう形であれ後悔は残るであろうが、気持ちに整理をつけるという意味で、そういう方法があるよということも示してくれた。


話がまとまらなくなってきたが、印象的だったのは、

私と会話している間、社員さんが何度も涙を流してくれたことである。


今までここまで私のことを想い、包んでくれた人がいただろうか。

ここまで親身になってくれた人がいただろうか。

とてもありがたかった。


私が自死を考えたこともあることを伝えると、

今日会えてよかった、連絡をくれてよかったと言ってくれた。

もし私が連絡をせず、自死を選びニュース等で私の訃報を知ったらどんな気持ちになっただろうかと。

連絡してくれてありがとう。

会えてよかった、今日話ができてよかった。

そう言ってくれた。


社員さんは私に新たな居場所を与えてくれた。

死ぬ以外にも道があるということを明確に示してくれた。

家族のように私を包み込み、涙を流して話を聴き、話をしてくれた。


いつか私が転職してきた時には、仕事が楽しいと思える環境を整えて待っている。やってもらいたいことがたくさんある。

私のこの経験を新入社員さん達に話してほしいとも言われた。


とても救われた。ありがたかった。有難い。

素敵なアルバイト先に出会えたことに心から感謝した。