Half-A-Room -54ページ目

こうふく あかの

先週は
S木さんの写真展
月曜はK本さん
週末はS田の展示

近ごろ知人の展覧会やら何やらに行くことが多くなって
美術といえばダリやゴッホじゃなく
トモダチのやってるもの(笑)

とはいえ基本的には「トモダチがやってる」から見に行くわけで
作品との距離は
「友達の、作品」

真剣に見ようとするのは
「あなた」が描いてるからであって
動機はある意味純粋じゃない

あなたの言葉だから愛しいのか
だからあなたが愛しいのか
それすらわからない

でもそんなことはもう
どっちだっていいのだ

私は美術至上主義でも何でもないので
あんまり見に行くと
お腹いっぱいで気持ち悪くなるし
勉強しに行く、という意識でもないんだけれど
日常の日常、のほか、を求めてしまう気分は
確かに私に合っているし
これからもそうやって生きていきたいと思う
生きていけるかな

母が何度も言う
「紆余曲折あったけど、あなたは芸大に来て良かったわね。」
同しこと何回も言う
少し年取ってきたのかな
とか言ったらまた怒られるけど

「3年生だけど、ワケアリの3年生」
とか去年 よく言われたけど
こちとら大してワケアリのつもりもなく
ワタシの通う高校にははるかにワケアリな子が山程いた

大した「訳」なんかない
大した「紆余」でもない
ひとはそんなにまっすぐまっすぐ育つんだろうか
そんな人は
オッサンおばさんになってから
大変ですよ。(笑)

まだ辿り着いた訳じゃない
辿り着く訳もない
たどり着く場所は
あるんだろうか?

だけどここに来たことで
出会える筈のなかったひとに
山程 会った
山山山山山 山

「あの時こうしてなかったら、今ここにいなかった」
と思えるのは
しあわせだと思う
ここにいるには
「あの時」の
いっこも外せなかった
あの時と
あの時と
あの時、
冷や汗の出る選択の数々

なくしたくないもの
無数にあって
それが幸せだよ

なくしてしまったと思うのも
なくしたくなかったものだから