Half-A-Room -4ページ目

物語と糸

わたしという存在は、底が抜けていて、
その抜けた底を埋めるような物語すら
今だ見つけられずにいる。

私はまだ、捜しているだろうか?
点と点が、きれいな、糸になることを、
夢見ているだろうか?

他者の、繋がった点と点を、
うらやむぐらいには
私は底が抜けている。


あの子は「物語」だと言って
それでも私は、
まだ期待していた。