【放談】クルピ続投はメリットの方が大きい。 | E.P & E.F.L

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 先日、正式に レヴィー・クルピ監督の来期2013年シーズンまでの契約更新が発表されました。
 (※今期の契約は、12/2までリーグ戦終了は変わらず。)

【12/11/15】レヴィー・クルピ監督 契約更新のお知らせ (C大阪公式)

 個人的には、喜ばしい結果だと思っています。

 クルピ監督は続投にあたって、
 重要視する条件については 以下のようにコメントしていたようです。

 「ACLを狙える編成をしてほしい。今と同じ状況では受け入れられない」と。
 → ≪スポニチ≫ C大阪 クルピ監督去就メドは17日前後に… (2012年11月13日)


 クルピ監督が戦力のさらなる充実を要望した中で、来期2013シーズンの契約延長に至ったということは、クラブもACLを狙える戦力を確保する方向性を示したといえるでしょう。

 何より嬉しいのは、クルピ続投もそうですが、クラブが来期は上位を狙う気概であることを示す結果になったことことですね。

 この11月中旬の時期にクルピさんが指揮をとることを正式にリリースできたことで、既存選手が残留に傾くこともあるでしょうし、逆に他クラブで出場機会のない選手からしてみれば、『クルピさんならセレッソに行ってみたい』と思ってくれる選手も少なからずいるのではないでしょうかね。

 少なくとも、クラブとしては、来期の戦力補強も動きやすくなるのではと考えるのは想像に難くありません。
 クラブが意中の選手を獲得したいとアプローチしたときにも、交渉の場に立ってくれる選手は増えるのではないでしょうかね。
 

 そして、クラブでいえば、今シーズンオフに、キンチョウスタジアムの増築があります。
 2013年には、ゴール裏のキャパシティーが今の倍になり、バックスタンドの席も一部変更され、バージョンアップされます。

 クルピ監督は、キンチョウスタジアムを熱気のあるスタジアムとして、いたく気に入っていました。
 クラブとしても、そのスタジアムをバージョンアップさせ、2013年シーズンを迎える訳で、今2012年シーズン、ソアレス体制のような低空飛行を繰り返す訳にはいかないという思いもあるでしょう。 2年連続でクラブの成績が芳しくなければ、スタジアムの足も自然と遠のいていってしまいますから。

 クルピ監督を据えられたことで、長年セレッソを指揮してくれていることからも、クラブとしても様々な面で計算がつき、うってつけといえる監督を確保できたのではないでしょうか。

 クルピ監督の契約は、相変わらず、開始期間が2013年2月1日~であり、始動はJで最遅濃厚ですが、満期が2014年1月1日ですから、とりあえず来年の天皇杯の指揮官は心配する必要はなさそうですね。


 困ったときの「クルピさん」が強固になっていくのは、クラブにとっては、メリットもデメリットも両面あるのでしょうが、2013年シーズン、あらためて「クルピさん」に頼るのは悪くない選択だと思います。



余談:

 今年の天皇杯の暫定監督は誰が指揮するのでしょうか?
 来期もクルピさんで決まった以上、内部が濃厚でしょう。
 現コーチの小菊さんが最有力ですが、来期に新たにコーチを据え、既に内定しているならその方が指揮してもおかしくないですよね。
が、現実的には、小菊さんでしょうね。