私は眠たがりだ。
いついかなる状況でも眠くなる。
怖い先輩に指導されている最中に、カクンと落ちそうになる。
赤ん坊の頃は、家の工事で電ノコを使っている脇でもスヤスヤ寝ていたと、母から言われた。
高木ブーさんが、打ち合わせ中に寝てしまうほどの眠たがりと聞いたことがある。
忌野清志郎さんは、目覚めて新聞を見たら1日飛んでいたことで、自分が12時間ではなく36時間寝てしまったことに気付いたらしい。
私はどちらも共感してしまう。
なぜこんなに眠たくなるのだろう。
車に乗ると条件反射的に眠くなるのは、子供の頃車酔いがひどく、寝てしまえば酔わないと気付いて以来そうなった。
大人になり助手席で寝てる訳にもいかなくなったら、そこそこ起きていられるようになった。
でも相変わらず、仕事をしていても家事をしていても、眠くて仕方ない。
学校でも職場でもすぐウトウトするので、寝坊助の怠け者と思われ続けている。当然だ。
…と書きながら、胸の奥がキュッと疼く。
違うんだよ、ほんとは皆みたいに頑張りたいんだよ。そんな声がかすかに聞こえてくる。
なら、頑張ればいいじゃないか。言い訳ばかりして、自分に甘いんだよ。別の声がする。
アリンコの集団は、一定数あまり働かないのがいるという。有事の備え、バッファ、余白の役割だ。ならば私は有事に突如覚醒して大活躍するのかも?
そんな夢を描きながらも、私は今ウトウトしている。養ってくれる人がいなければ、とっくに干からびているだろう。
コロナ禍という有事に、どこも覚醒してないうえ、次の仕事も見つからず、寝るのだけはいくらでもできて、何の役にも立っていない。誰からも必要とされていない。必要とされても、私より上手な人がいるはず、と引いてしまう。
皆、毎日の生活に必死なはずなのに、自分は罰当たりだ。といって、ちょっと真面目な1日を過ごすと、翌日必ずスイッチが切れる。電池が切れかけた時計のように、断続運転になる。
とりあえず飢える心配なく生きていられることに感謝しなくては。
カフェでこれを書いていたら、隣の高齢の方が、ノートを広げ流暢な英語を小声で読み上げ始めた。年老いても尚、研鑽に励む。自分がやらなくても、ではなく、自分がやりたいからやるのだろう。
私の中にある、私のやりたいこと。
人にどう見られるか、お金になるか、とか関係なく、心が充たされること。
イメージはある。今、思い出した。
脳細胞がさざ波を立てて目覚め始めた。
帰宅したらまた眠ってしまうかもしれないけれど…。
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