鎮座地:新潟県柏崎市西本町
御祭神:上筒男命、中筒男命、底筒男命、息長帯姫尊
式内社:石井神社 三嶋郡六座のうちの一座(論社)
旧社格:村社
創立年月不詳。越後国の国司として派遣された猪名真人大村卿(いなまのひと)が、大阪の住吉大明神を柏崎の地に奉遷したのが起源。慶雲2年(705年)、北夷征討鎮護の祈願を行い、慶雲3年(706年)に大干ばつにより雨乞い祈願が行われ霊験あらたかであり、宝亀9年(778年)勅令により大祓が執行されたと伝わる。
延暦8年(789年)、強震により社地陥没し、翌延暦9年(790年)石井の岡(現在地)に遷座。創立当初は住吉大明神と称したが、遷座後の地名にちなみ石井神社とも称するようになり、式内社石井神社は当社であるという。寛永11年(1634年)、吉田家の許可を得て住吉社より石井神社と改称。
延暦12年(793年)、坂上田村麿が東夷征討の途中参篭し祈願文を奉納。元亀年間(1570~1573年)には上杉謙信が佐渡征伐の途中参拝し奉幣、木製の獅子一対を奉納。
宝暦元年(1751年)、社殿類焼し獅子一対のほかは、尽く灰燼に帰す。文政7年(1824年)、再び社殿火災。明治13年(1880年)、再び火災。明治16年(1883年)、用材は桧材、本殿屋根は銅板葺きにて再建。
昭和30年(1955年)に1250年祭が執行され(慶雲2年を創立の年としている)、平成17年(2005年)には1300年祭が行なわれた。
令和2年元日、4度目の参拝。御朱印はないとのことでしたが、御墨書を戴きました。
※御朱印はないので、ページトップのブログ紹介文の戴いた御朱印数としては、カウントしていません。