鎮座地:新潟県上越市五智国分

御祭神:大国主命、建御名方命、奴奈川姫命、姥嶽姫命

 

 諏訪社は、天台宗岩殿山明静院と共に鎮座する。
 岩殿山の縁起は神代に遡り、大国主命が越の国へ渡り、奴奈川姫を妻に迎え、ここ岩戸山(岩殿山の古名)の岩屋で生活を送り 建御名方命が生まれました。この時の産婆が姥嶽姫命であり安産であったと伝わります。
 奈良時代に行基菩薩が当地に逗留、この神話に感激し本尊大日如来像を刻み、岩戸山妙徳院(後に岩殿山明静院に改名)を建立開山しました。この本尊大日如来は明治39年4月に新潟県の国宝一号として指定されたが、現在は国の重要文化財となっています。
 寛延4年(宝暦元年)(1751年)、宝暦地震と呼ばれる大地震により、岩屋の突出していた部分が欠け落ち、諏訪社は岩の下敷きとなり、後に以前の神社の横に再建された。
 また、上杉謙信の厚い帰依を受け 上杉謙信公の墓所が当山にある。

 

 崩れてしまった岩屋周辺はとても神秘的な空間で、神話に思いを馳せると更に神秘的な気持ちになれます。岩殿山明静院のホームページには上記の他、様々な歴史について記されており、ホームページを確認してからの参拝をおすすめします。