鎮座地:新潟県村上市勝木(旧山北町)

御祭神:応神天皇、天照皇大神、草野姫命、大山祇命

式内社:蒲原神社 磐船郡八座のうちの一座(論社)

旧社格:村社

 

 筥堅八幡宮は旧山北町の産土神であり、山北郷の総鎮守。日本海を望む海抜60メートルの岩山(筥堅山)の山頂に鎮座する。創建は延喜21年(921年)、大和国(奈良県)の中臣連第12代宗信が、筥崎宮(福岡県:筑前国一之宮)の御分霊を奉じて北国を回り、ここ勝木に宿泊した際、夢に八幡大神が現れ、御神託を得たのが始まりとされています。宗信の子孫は代々神職を務め、現在の宮司は第55代にあたる。明治40年に周辺に鎮座していた蒲原神社(碁石の蒲原神社とは別)と神明社を合祀している。尚、筥堅八幡宮は、式内社蒲原神社であることを自ら標榜していない。

 鎮座する筥堅山は神宿る「神体山」とされ、古くから樹木の伐採が禁止されており、県内随一を誇るカヤの木、龍燈の杉、アサダの大樹などをはじめ針葉樹、広葉樹等の巨木が密生し、社叢は国指定天然記念物となっている。筥堅八幡宮、蒲原神社、鉾立岩との関係については、蒲原神社の記載を参照。

 参拝時は、秋季大祭当日で境内の土俵では山形・新潟の二県対抗奉納相撲が行なわれていました。