鎮座地:新潟県柏崎市曽地

御祭神:神八井耳命、神日本磐余彦尊

式内社:多岐神社 三嶋郡六座のうちの一座(論社)

旧社格:村社

参拝日:2015年12月19日、2019年4月14日、12月15日

 

 社伝によれば大同元年(806年)藤原朝臣入道浄眼が本社を造営したが、日本武尊の東征の際、吉備武彦に従軍した多臣襲木彦がこの地で里長の娘と結婚し、祖神である神武天皇の皇子神八井耳命を奉斎したのが始まりと伝わる。文明年間(1469~86年)の戦乱で古記録等を失い由緒不詳となっている。社領は広大であったが春日山城主堀久太郎に没収されたとも伝える。
 現在の本殿は棟札により永正16年(1519年)に建立されたものであることが分かっている。身舎の間口1.7m、奥行き1.06mの小さな社殿であるが、流造の正統を受け継いだ室町時代中期の優れた社殿であり、部分的に鎌倉時代の手法がみられる。覆屋で保護されてきたため、創建当時の姿をとどめており、昭和33年(1958年)、国の重要文化財に指定され、昭和52年(1977年)には国費2,800万円を投じて文化庁による根本的な解体修理とあわせて防災工事が行われた。

 

社号標・参道

 

鳥居から望む拝殿

 

拝殿

 

 

御朱印(日付はありませんが平成27年12月19日)

※現在、御朱印は授与しておりません

(令和元年12月時点、宮司様も代わられたようです)

 

動画を見つけましたので共有します。

 

【更新履歴】

2017年11月23日 初稿

2020年12月27日 記事、画像追加