昨日 
師匠を送りました

84歳

水曜日の朝
連絡を貰い
急いで病院へ
退院したばかりの幼なじみと
着いた病室に
ご主人がぽつんと座って
手をさすっていましたが
もう ーーー0 でした

ご主人は2週間前に肺炎で同じ病院の同じ階に入院していたので
毎日会えて話しかけ
一緒に過ごし
間に合いました

そして外出許可が出て
お式にも出席
90歳
見事な喪主挨拶に
拍手をしてしまいそうだった
私も私もと皆言っていました

昨日までの2日間

生徒さん達がお母様と一緒に

直接お別れをしたいと会いに行ってくれました

葬儀にも

お父さんお母さんは師匠の生徒

その子供さんは私の生徒さんという親子が沢山いるので

それぞれに連絡を繋げてくれて

高校生、20代、30代、40代、50代

それぞれの思いで

棺を大事に車に乗せてくれました


皆、名乗ってから師匠に話しかけ

思いがけない再会や

久しぶりに会った仲間達で

思い出話をして

懐かしい声を

先生、聞いていたよね

7/4に入院する直前

最近は出来合いのものを食べていた

ご主人と妹さんと3人に

うどんを茹でて

卵焼きを焼きました

「美味しいね〜」

競争の様にあっという間に

「美味しいね〜」

と食べて

「今日はパーティーだね😊」

と楽しそうに笑ってくれました

帰り道

涙が出て

思い出しても

涙が出ます


この2ヶ月足らずの間に

3人がバラバラになってしまいました


私と幼なじみは

8歳で師匠に出会いました

50年

師匠はその時34歳

欲しかった子供を諦めたから

習字の先生になったと

大人になってから聞きました


甥っ子君に

お骨を拾わせて欲しいとお願いして

2人で皆を代表して

お別れしました



【 荘 】は

師匠が好きな字で

子供が生まれたらつけたかった字だと

教場名にしていました


おごそか

さかんで重々しい

礼儀作法が厳重


優しく厳しかった

皆、感謝しています