はじまり。
はじめまして、envieと申します。私はとある県の郊外で、ひっそりと暮らす主婦です。結婚して6年。主人とは喧嘩もしますが、それなりに仲良く暮らしています。子供はおらずお互いに趣味やちょっとした贅沢を楽しみつつ過ごしていました。そんな私の趣味は、ラジオを聴くことです。高校の頃から、声一つで色んな世界を頭の中に想像できるラジオの魅力に惹き込まれ、学生時代はポケットラジオのチューナーをまわし、現在ではラジオアプリで各局のラジオを聴く毎日です。その中で最近はコミュニティラジオの放送を聴いていました。それが皐月さんとの出会いでした。皐月さんは「キョウタロウ」という名前でコミュニティラジオのパーソナリティーをしていました。私は彼の明るい話ぶり、トークの面白さからすっかりファンになり、「ミカ」というラジオネームで何度も番組にメールを送ったり、SNSに感想を書いていました。キョウタロウさんは私のメール内容を気に入ってくれたらしく、何度もラジオ内でお便りを読んでくれるようになりました。そのうち、キョウタロウさん本人ともSNSのDM内でやりとりをするようになっていきました。やりとりの中で、私は主人にも隠しているあることをキョウタロウさんに話しました。それは、主人が仕事に行って家に1人でいる時、アダルト配信サイトで配信をしていることでした。「私も配信しているけど、他の可愛い子たちも配信してるからキョウタロウさんの夜のオカズにでもしてよw」そう書き、私はキョウタロウさんにサイトのURLを送りました。その翌日、配信をしていると、皐月という名前とアイコンが表示され、「来れたよ!」とコメントが。すぐにそれがキョウタロウさんだと分かりました。正直、彼に私の嬌声を聞かれるのは少しだけ恥ずかしかったですが、既に気持ちが乗っかってしまった私ははしたない声をあげながら配信を遂行しました。キョウタロウさん、もとい皐月さんからDMが来たのは、配信を終えたすぐ後でした。「配信、すごく良かった。声がタイプすぎた」「最初、やってるなあって茶化そうと思ってたのに。どうしよう。好きすぎる」そのメッセージに、胸が高鳴ってしまいました。我ながら単純だ。思わず笑みがこぼれていました。その日から、皐月さんと私は後戻り出来ない関係になっていくのでした。