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エンエンの「何でもあり」なブログ

普段、話し相手がいないので、ブログを読んでくれる方が話し相手だと思って、語りまくります。時には、つまらないと感じたり、短かったり、長かったりするかもしれませんが、たまには、読んであげて下さい。

『暴れん坊将軍Ⅲ』#55
享保年間の中頃、奥羽地方は冷害による凶作に見舞われ、翌年の冬には各所で農民が飢えに苦しんでいた。
ことに、奥州のいくつかの小藩では備蓄米も底をつき、既に農民の一揆や逃亡が始まっていた。
吉宗(松平健)はその窮状を救うべく、幕府から三万石のお救い米を送ることを決意した。
吉宗の要請を受けた紀州藩では、直ちにお救い米一万石の手配を開始した。



江戸の料亭で、紀州藩の勘定奉行・永坂主計頭(深江章喜)と吟味役・篠田小十郎(立川三貴)と千石屋(大林丈史)が会っていた。
料亭を出たところ、千石屋が何者かに襲われた。
それを助けに入ったのが左源太(三ツ木清隆)で、久しぶりに小十郎と顔を合わせた。
左源太と小十郎は、一刀流の道場で一、二を争う間柄であった。
小十郎は、篠田家へ養子に入って出世した。
紀州藩邸の篠田家へ小十郎を訪ねた左源太は、綾(三浦リカ)と会う。

先日、千石屋が襲われたのは、伊勢屋という米問屋が、奥州へくず米を送る算段をしたが、千石屋が買い占めており、揉め事が起こり浪人どもに襲わせたものだった。
千石屋は紀州藩の御用達。
吉宗は紀州藩の探索を左源太に命じたが、左源太は断り探索から外されることとなった。
左源太は江戸に来る前、綾と恋仲であった。

綾は左源太を訪ねて桜田門へ行く途中、酔っ払いに絡まれ、貧乏旗本の三男坊徳田新之助に扮した吉宗に助けられる。
その頃、左源太は木更津の千石屋の米蔵を探っていた。
吟味役として探っていた小十郎と会う。

左源太は、紀州で綾と別れた時のことを思い出した。
お互い想い合っていたが、左源太は綾と別れお庭番になって江戸へ出て来た。

深川の料亭で千石屋は永坂と謀り、三千石をくず米とすり替え、三千両の儲けを企んでいた。
挨拶もなく割って入って来た小十郎は「あと七千石を買い集め、お救い米の一万石は大坂にて処分するのが良いだろう」と提案する。
小十郎は勘定奉行になりたいがため、永坂の娘と結ばれたいと思った。
そのため、綾が邪魔になり、殺すつもりだった。
綾は三人の密談を聞いてしまい、小十郎に殺されそうになった。
疾風(菅野玲子)が助けに入ったが、綾と共に捕まってしまう。
疾風は捕まっている紀州藩邸から、鳩文を左源太に送る。

吉宗は、木更津のくず米を押収するよう大岡忠相(横内正)に命じる。

鳩文を受け取った左源太は、鳩文を上様に見せるよう才三(五代高之)に言い、単身紀州藩邸へ乗り込む。
綾と疾風を助け、逃げる途中、小十郎の差し向けた刺客に襲われる。
疾風は才三を呼びに行き、綾を守った左源太は銃弾に倒れ、その上、小十郎に斬り殺される。
綾は今でも左源太を想っている。

料亭で永坂、小十郎、千石屋が話しているところ、吉宗と才三が現れる。
吉宗は「お前たちには飢えに苦しむ百姓衆の姿が見えんのか。お救い米を横流しした上、余のお庭番を殺害するとは何事だ。俺は断じてお前たちを許さん。天下万民のために成敗致す」と言う。
永坂主計頭は自刃し、小十郎は吉宗によって成敗された。



こうして奥羽地方の飢饉は、幕府と緒藩から送られた救援米で救われたのである。
だが一方では、かけがえのないお庭番の左源太を失った深い悲しみに耐える吉宗であった。

#暴れん坊将軍