190509、(3の#56)白狐が泣いた夫婦唄 | エンエンの「何でもあり」なブログ

エンエンの「何でもあり」なブログ

普段、話し相手がいないので、ブログを読んでくれる方が話し相手だと思って、語りまくります。時には、つまらないと感じたり、短かったり、長かったりするかもしれませんが、たまには、読んであげて下さい。

『暴れん坊将軍Ⅲ』#56
赤い満月の夜、薬種問屋西国屋(高城淳一)宅に白狐の面をつけた曲者が現れ、西国屋を襲う。
白狐は「ひえつき節」を唄っていた。

め組におけい(伊藤美由紀)が、ハゼの煮付けを持って現れる。
夫の政五郎(真夏竜吾)は、仕事もしないでぶらぶらしていた。

西国屋と大滝豊後守(伊吹聡太朗)が密談していた。
白狐の化け物は、六年前の件と関わりがあるかも、と。

白狐の化け物は世間を騒がせ、狙われた側のことも調べてもらう目的があった。
西国屋は、九州の日向の出。
才三(五代高之)と疾風(菅野玲子)は、西国屋へ探りに入る。
才三が土蔵の中で見つけたものは、樟脳だった。
樟脳は、楠の根と幹から作る高価な薬。
打ち身や捻挫に効く他、衣服の虫除けとして呉服屋では珍重されていた。
楠は、大きな舟の舟材に一番良い。

また赤い満月の夜、白狐が大滝豊後守を襲う。
め組が見回りをしていた時、逃げる白狐と出くわし後を追ってみると、六間長屋に着いた。
おけいと政五郎のうちだった。
おけいと政五郎は勘づかれたと思い、長屋から姿を消す。
町火消し総出でおけいと政五郎を探した。
浅草で白狐の面が盗まれていることがわかった。
貧乏旗本の三男坊徳田新之助に扮した吉宗(松平健)が探ってみると、白狐の面が盗まれた日、ハゼの煮付けを置いて行った男がいるという。
そこで吉宗は、白狐の化け物はおけいと政五郎の仕業だと気付く。

才三が、日向富高へ潜入し、西国代官所の出張陣屋を探る。
江戸から日向富高の樟脳小屋に来ていた笹塚(出水憲司)にも、白狐の正体が六年前逃亡した政次郎(政五郎)とつる(おけい)だとわかってしまう。
才三が忍び込んだのが見つかってしまい、一悶着あるが、笹塚は逃げる。
才三は笹塚を捕らえ、江戸へ連れて帰る。

おけいと政五郎が深川にいることがわかり、吉宗が訪ねるが、二人は出かけた後だった。
おけいと政五郎は、料亭帰りの西国屋と大滝豊後守を襲う。
しかし、西国屋の放った銃弾に政五郎が倒れる。

六年前、つるの父(和田昌也)は日向富高で舟大工頭をしていた。
舟大工は楠を切っても良いことになっていた。
しかし、陣屋の命令で楠は切れなくなってしまった。
なのに、西国屋は楠を切って樟脳を作っていた。
政次郎も楠を切ったら、役人に追われる羽目になった。
父は「こんな理不尽な話はないから、豊後の西国代官所へ訴える。それでもダメなら、江戸へ行って上様の目安箱に訴状を入れる」と言った。
富高稲荷のお祭りの日、父は何者かに斬られ財布を奪われた。
それは見せかけの辻斬りで、西国屋の仕業と思い、陣屋に訴えた。
陣屋にいた西国代官大滝豊後守に訴えると、母(宮田圭子)は陣屋の牢に入れられた。
母の唄う「ひえつき節」が七日間聞こえて来たが急に聞こえなくなった。
その日の夕方、母の遺体が運び出された。
母は牢屋に入れられた時から、一切飲み食いしなかったという。
母の葬儀を済ませた後、つると政次郎は大坂へ。
二人で敵をとると誓った。

全てを知った吉宗は、大滝豊後守が江戸を離れる夜、大滝豊後守と西国屋を成敗した。

つるの罪は、吉宗の計らいで許され、日向へ旅立った。
お腹には、亡くなった夫政次郎の子どもがいる。



#暴れん坊将軍