電力を作り出すのに、火力、水力、太陽光や原子力などのエネルギーを使用しています。中でも化石エネルギーによる火力では、多量の二酸化炭素を排出し、地球温暖化に大きく影響を与えています。

 

 

 次の表は環境省より大手電力会社で1kWh発電するのに二酸化炭素をどれくらい排出したかのデータです。係数が大きいほど二酸化炭素を多く排出していることになります。

 

 

 排出係数が大きい電力会社は石化エネルギーによる火力発電が多いようです。

また、最近の円安や原油高により経営も圧迫していると聞いています。

⇒電気力均の値上げが予定されています。

 

 下記のグラフは想定使用量を500kWh/月(大体4人家族の使用量)としたときの二酸化炭素排出量をグラフ化しました。

 

 

 

 

 同じ電力量を使用しても、地域電力会社によって地球温暖化効果ガスである二酸化炭素量の排出に大きく差があることがわかります。

⇒関電や九州電力などは来月からの値上げ申請をしていません。

 

 電力会社の経営危機や再生可能エネルギーや原子力に発電に転換が困難な電力会社を倒産させるわけにもいかないので、さらなる広域で電力会社の協力関係(資本も含む)を進化させなければならないように思います。その時に足かせになりかねないのが日本には50Hz/60Hzの壁があります。これにより電力業界を東日本と西日本に分けざるを得ません。

※発電システムを導入した時の模範とした国が東西で違っていたので現在もそうなっているとのこと

 

 

 電力の自由化がスタートして数年経過しました。しかしながら世界情勢の悪化と二酸化炭素排出削減の流れで電力会社の経営危機も叫ばれるようになってきています。電力の公共性を考慮すれば東日本と西日本で電力の協調的体制を堅守できる仕組みを作る必要があるのではないでしょうか?