今回は、マスターバッチ(有効成分を濃縮したペレット)を2%混錬することによって既存の石油由来プラスチックが生分解性を有するプラスチックになる情報を見かけました。
[関西]サステナブルマテリアル展にも出展されるとのことです。
特徴
・従来では問題となるマイクロプラスチックが残らない。
理由:製品の想定使用期間経過後(18ヶ月〜24ヶ月)に分解が始まるように
設計されており、太陽、空気、水の存在する自然環境で想定期間が経過
すると、成形品の分解が始まる。PEやPPの炭素結合が切れることで
風化・低分子化していき、微生物による分解を経て、最終的には水と
二酸化炭素、バイオマスに完全分解されます。風化過程で十分に低分子
化されるため、マイクロプラスチックが残ることがありません。
・添加されたPE(ポリエチレン)やPP(ポリプロピレン)はリサイクル可能
・食品に接触する用途にもOK
理由:製品は、【PAS 9017】規格に基づき、成形品としての生分解性能
を第3者機関により検証しております。【PAS 9017】とはBSI
(英国規格協会)が定めるポリオレフィンの生分解性に関する規
格で、「土壌での生分解試験」「分子量測定」「カルボニルイン
デックス測定」「毒性試験」等が含まれます。
採用事例
・レジ袋
・使い捨てプラコップ
・衣類梱包用袋
・物流用シュリンクフィルム
・弁当容器 等 使い捨てプラスチックへの採用が中心
これらにより、プラゴミ対策と言う名の我慢がなくなり、既存技術や設備でプラ問題を緩和できると思われます。
私は、展示会に行ってみてきたいと思います。
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