今日は、愚痴っぽい危機感への小言です。

 

 冷蔵庫のたまごが少なくなってきたので、近くのスーパーに買い物に行きました。

六個パックの卵を購入したのですが、どちらを買うか?迷いがありました。

①¥189/六個(税抜き)普通のゲージ飼い

②¥298/六個(税抜き)平飼い(ゲージ内でなくある程度の広さの土地で飼う)

この一年で物価が高くなりました。物価の優等生と言われたたまごですが、例外なく値上がりしていますね。

 

 さて、平飼いのたまごがエシカルなのはわかるのですが、金銭(経済)的にこう高くては手が出ませんでした。結局①の安価な方を買いました。結局、エシカルやオーガニックと言われる食品や製品は価格が非常に高いのです。

 

 環境問題の裏に経済問題あり

 

エシカルやオーガニックの主な問題点

・手間暇がかかる

・広大な土地が必要(平飼い、牧場、畑など)⇒開拓が必要≒緑が減少する

・現状の農法に比べ収穫量が少ない

・防腐剤等の使用しない加工食品では消費期限がかなり短くなる⇒食品ロス増大

これらの問題は世界人口が増大による食糧危機に対応できない。

 

 世界の人すべてが経済的に豊かであるなら問題ないでしょう。

 

 今のところ国としてはGDP世界第3位です。それでも今、資源や食料を買い負けして思うように輸入できず、物価高の一因となっています。そして、エシカルやオーガニック製品等を購入する経済的余裕が国民にありません(国民一人当たりのGDPは世界30位以下)。

 

 特に個人の経済力低下によってエコ活動が難しくなってきています。日本でこういう状態ですから発展途上国や貧困国では到底同じ理論でエシカルやエコと言っても受け入れられるか疑問です。

 

 ここでもっと科学技術を発展させてエシカルやオーガニックに代表されるエコ食品や製品の価格を現状に近づけることが必要と思います。そうでないとエコは一部のお金持ちと趣味としている人々だけのものになってしまう危機感を少し持ってしまいました。