日本の二酸化炭素排出量が止まらない。

森林面積の減少や海面温度(海面温度上昇⇒二酸化炭素吸収量が減る)の上昇などもプラスαしていると思います。

温暖化の負のスパイラルです。

 

 

 世界的には中国、アメリカ、インド、ロシア、日本、ドイツ、韓国で世界の排出量の約6割を占めています。これからインドが経済発展をしていけば中国と同じようになり、インドと中国の2ヵ国だけで世界の二酸化炭素排出の半分を占めてしまいます。

 

 地球温暖化を効果的に防止するには経済発展と省エネ技術がセットにならないと温暖化を止められません。いくら個人レベルで切りつめても大きな要因を解決しないと意味がありません。

 

ここでEUは予定を前倒しして輸入品ほぼ全般に炭素税をかけることに合意したそうです。炭素全は各国ですでに実施されているようですがその額に大きな差があります。

炭素税の例

日本:約300円/t-CO2

EU:数千円/t-CO2(最高額を課している国では約16,000円/t-CO2)

 

 EUではこのような税の差がビジネスの公平性を欠くとして輸入品に炭素税をかける動きです。先行する形で鉄鋼、アルミ、肥料、セメントなど製造過程で多量のエネルギーを消費するものは決定です。その他化学製品など輸入品にも順次適用するように進めているとのことです。EUは、これにより世界の二酸化炭素排出量を抑えようと考えています。一人一人がチマチマとやっていてはダメとEUは腹を据えたようです。

 同時にEUは、日本やアメリカにも同様な対応を期待しているようです。さてさて中国やインドはどのように対応してくるのかもビジネスの関心事です。

この結果によっては市民レベルのエコ活動が吹っ飛んでしまいかねません。