気候変動によるリスクおよび悪影響には以下のようなことが一般に挙げられます。
よく専門家やNPO等の人々が言ってます。
•高潮や沿岸部の洪水、海面上昇による健康障害や生計崩壊のリスク
•大都市部への内水氾濫による人々の健康障害や生計崩壊のリスク
•極端な気象現象によるインフラ機能停止
•熱波による死亡や疾病
•気温上昇や干ばつによる食料不足や食料安全保障の問題
•水資源不足と農業生産減少
•陸域や淡水の生態系、生物多様性がもたらす、さまざまなサービス損失
•海域の生態系、生物多様性への負の影響
このような悪い方向への気候変動を小さくするには温暖化効果ガスの排出量を抑える必要があることはご存じの通りです。
特に二酸化炭素に注目すると日本では以下のような排出状況です。
上記図によると家庭部門からは日本全体の約5%程度です。
では家庭からはこのようになっています。
家庭ごみから約4%程度です。日本全体から見ると0.2%程度に
なります。このような条件下で家庭ゴミのからのプラスチックごみの焼却が議論になっています。これだけでは地球温暖化をSTOPすることはできないでしょう。
地球温暖化レベルで考えると「木を見て森を見ず」ですね。
地球温暖化レベルで見ると電力会社、産業界、輸送・交通分野での二酸化炭素排出を抑える方がはるかに効果的です。
けれども、家庭ごみ問題は海洋プラスチックごみ問題に直接関連しているのでそれなりの効果があります。その上一般市民の意識改革にも意味はあるでしょう。
目的によって議論しないと、人々の意図しない対立が生まれるようなことを私は危惧します。