EUは原子力発電&ガス発電をグリーンエネルギーとして認めることを提案した。

 

その背景として

・2021年は、再生可能エネルギーによる発電が不調であった(天候不良により)のでエネルギーコストが激増

・再生可能エネルギーによる発電に安定供給技術のメドが立たない

・石炭火力発電が主力の国々がEU内に存在している

これらの課題は世界共通です。

 

 

EUは今世紀の半ばまでに二酸化炭素排出量半減、

後半までにカーボンニュートラルを目指している。

 

※カーボンニュートラルとは二酸化炭素排出量と二酸化炭素吸収/消費との

 差し引きが「ゼロ」

 

 

そのためには

・原発=二酸化炭素排出「ゼロ」(但し、核廃物処理や事故コスト問題あり)

・二酸化炭素排出量 石炭火力発電>ガス火力発電

を認めざるを得ないとの判断。

 

 

ドイツは、脱原発を主張しているがロシアからの天然ガスによる発電を大量に行っている。フランスは原子力大国。東欧では石炭が主力。

EU全体としては、石炭火力を削減するためにもガス発電を使用することが現実的な選択として認める見解である。

 

 

これらのことは日本にも大きな影響を与えそうである。

天然ガスによる高い発電技術を有する日本にもアドバンテージとなるでしょう。

また、石炭火力が存続しても二酸化炭素排出量を削減できる技術を持つ日本の活躍(環境負荷低減)の場が得られそうである。

 

 

経済産業省では発電エネルギーのベストミックスと安定供給の確立を提案している

・原子力エネルギー

・再生可能エネルギー(太陽光、風力、水力他)

・化石燃料(特にガス)エネルギー

 

電力の安定供給なし ⇒ 電気自動車の普及などはありませんよね