ECO商品を開発して盛り上がっている業界として水性ボールペンがあります。

 

1.ボールペンの国内生産量(日本文具工業会資料をもとにグラフ化)

 

 

 ボールペンはご存じの通り油性(化学物資:有機溶剤)ボールペンと水性性ボールペンがあります。

油性(有機溶剤)には人体に有害があり、中にはシックハウス症候群を引き起こすようなものが使用されている場合があります。

 国内では20~25年前位から水性ボールペン関係の開発が活発化しました。背景として大企業に環境ISO14001が浸透してきた背景があると思われます。消費者の間でもシックハウス症候群には高い関心があることも後押ししていると考えられます。

 業界は右肩上がり傾向です。

 

 

 

2.ボールペンの輸出(日本文具工業会資料をもとにグラフ化)

 

 輸出においても油性ボールペンは横ばいであるが、水性ボールペンは右肩上がりです。

立派な輸出産業と言えるでしょう。

 

 

 数字からもECO商品(今回は油性⇒水性へ移行)を開発することで環境や人体にやさしくしかも経済が発展している例だと思います。

 

 水性ボールペンの品質で心配する方がいるのではないでしょうか?

例えば

 ・筆記文字が水でにじむ又は消える

 ・色が経時変化(時間の経過による変化)で退色または消失する

これらの問題は技術の進歩によりかなり解決されています。

これらは類似産業の塗料でも同じですが今では解決されています。

 

 

実際私が使用している水性ボールペンはこれです。

メーカ:ZEBRA  品名:SARASA  通常価格:¥100/本

 

これは近所の文房具屋で税抜き¥80/本で購入しました。

100均よりも安い。消費者として無理なく選択できる価格。

しかも書き味問題なし。

 

 

 

まとめ

環境配慮:OK(油性⇒水性へ)

人体配慮:OK(化学物質による有害性低減)

価格:OK(無理なく購入できる価格)

書き味:OK(特に問題なし)

経済発展への貢献:OK(生産量および輸出量右肩上がり傾向)

 

このようにWin-Win関係でうまくいっているようです。

今、企業してはエコ問題に着手し、しかも業績が上がる姿を目指しています。

 

※注意事項

 一部の役所提出書類では油性ボールペンを指定しているものがありますので注意が必要です。