最近といっても、現役時代からの話ではあるが、電車や道で通り過ぎる人の学歴がとても気になる
ふとすると、どこの大学を出て、どんな職に就いて、今の生活に満足しているのかと尋ねてしまいたくなるほどだ
学歴だけが全てではないと言う人と、そうはいっても現在の日本では学歴が付き纏うと言う人がいる
どちらも各々の人生経験から出る言葉なのだろう
しかし、そんな話も結果論でしかないとも思うのだ
なぜなら、学歴が必要かどうかは大学を出て、社会に出てから判明することであり、その重要度は人によって異なるからだ
こう考えると、最終的にはいつも無いよりはあるほうがいいという結論になる
あるに越したことはないと、なんとなく考えているからその浪人であったことを再確認する
話を戻すが、自分が道行く人が気になるのと同時に、自意識過剰かもしれないが、自分も見られている気がするのだ
今になって思うと、学生服を着ていた時は、見た目ではっきりとわかる存在証明を持っていた気がする
すぐに見て取れる、もしくは自分の中に持つ社会の中での立ち位置が消えた時に、初めて自分がいかに中身の詰まっていない人間であるかがわかった
あまりに客観的に捉えてしまったからこそ、これから社会に出ることに対しての準備、その準備の方法さえもわからずに宙ぶらりんになっていることに悲しくなる
まぁ、簡単に言うと、自分になにが欠落しているのかがわからないから苦しいのだ
友人にできて、自分に出来なかったことが来年にできるようになるのか怖いのだ
浪人は怖い