皮肉なことに
彼の生態系をしっかり把握してしまっている。
連休は、帰省。
その前か後かに予定をでっち上げて
家族とは別の日程でコチラに帰ってくる。
そんな悪いコトをするときは、
私のLINEを自分勝手に鳴らして
「会おう」なんて誘ってくる。
今年なんて格好の飛び石連休だったから
きっと連絡してくるだろうと思って。
愚かにも私は予定を空白だらけにしておいた。
案の定、彼は旅程をちょろまかし、
コチラに帰ってきたらしく
「今夜、会おう。」なんて連絡してきた。
私にも予定があるとは露とも思わないのだろうか、この男は。。
余りにも唐突だったから「今日は無理。」というと、
代打で提案してきたのが余りにも魅力的なプランだった。
オフの日の朝から逢瀬か、仕事帰りにお泊りか。
好きに選んでいいなんて。
どちらも凄くレアで本気で悩んでしまった。
少しでも長く一緒に居たいけれど、朝からお籠りは経験済みだ。
束の間の逡巡した後、
彼の気が変わらないうちにと”お泊り”を選んだ。
いつの日だったか隅田川の夜に果たせなかった願いが叶う?
外泊しない主義の彼のことだから、
どうせ果たされない約束なんだろうと諦め半分。
それでも心ときめく、期待半分。