誰でもできるTwitterBotの作り方
誰でもできるTwitter Botの作り方―人気キャラにつぶやかせる
「Twitterでは本当の会話ができない!」「有名人・著名人がTwitterを好む理由は!?」といった謎を図解でドーーンと解説している本が、『誰でもできるTwitterBotの作り方』。
タイトル通り、後半は、TwitterBotの作り方。 TwitterBotというのは、自動でtwitterが発言する仕組みのこと。 ムーミンシリーズの名言をつぶやくムーミン谷の名言botや、Twitterの最新の話題をつぶやくbuzztter、最新ニュースをぐわっと圧縮してつぶやく圧縮新聞などなど、twitter上にはさまざまなTwitterBotがある。
そんなTwitterBotを作る方法が後半に出てくるのが本書だ。
だが「はじめに」にこうある。
“この本を読んでも、プログラミングに関する知識は身につきません.。”
” ええ!? では、何の本なのか。”
“この本は、プログラミングの入門書ではありません。この本は、プログラミングのための、情報リテラシーの入門書です。”
そして、最初に図解が2つ登場する。
ひとつめは“Twitterでは会話ができない本当の理由”だ。
AさんとBさんが互いにフォローしていれば会話は成立する。いつでもお互いのつぶやきが届いているからだ。ところが、3人以上で会話しようとすると、全員が相互にフォローしあっていない場合がでてくる。つまり、互いのつぶやきが全部届いていない状態が生じるのだ。途中から議論に参入してくる人もどんどん現れて、ますまず声が十全に届いていない会話になってしまう。だから「Twitterでは本当の会話ができない」と本書は主張する。
ふたつめの図解は、“有名人・著名人がTwitterを好む本当の理由”だ。都合の悪い発言はRTされず、都合のよい発言だけRTされる。つまり批判が殺到しているという事実を隠すことも可能であり、“議長が一方的な情報優位者となる罠”があると本書は記す。
第1章「Twitterを知る前に」、第2章「Twitterサービスの正体」でも、ズバズバとTwitterがどのような存在なのかを暴き出している。 何十冊も出ている「Twitterは手軽で誰とでもつながれる!」とか「Twitterでビジネスもばっちり!」とか「Twitter使うと君もデキル男になるよ!」といったTwitter礼賛本とは、ひと味ちがう(わりとネガティブな)角度から語られたTwitter本。
ぽかーんとしたTwitter礼賛本よりは、よほどTwitterの正体がわかる本。 しかも、TwitterBotの作り方も軽快なテンポで説明してくれちゃうのだ。
萌え美少女絵が表紙なうえに、帯には「タイムラインに生きる自分だけの一次元彼女を作る!」なんて書いてあるので、書店員さんが美少女だったりすると買うのが恥ずかしかもしれないが、ちょっと読んでみてほしい一冊。