コロナ以上に最近驚いたことは、スペインのベーシックインカム導入決定。

 

時事ドットコムニュース

一人暮らしの成人には月462ユーロ(約5万5000円)の所得が保障される。家族の場合は成人か未成年かにかかわらず一人当たり139ユーロ(約1万7000円)が加算され、世帯当たりの所得保障上限は月1015ユーロ(約12万円)とする。支給は他の収入に合わせて配分されるため、低賃金の仕事を持つ人は今回規定された最低所得基準に合わせる形で給与を上乗せして受け取ることになる。これでどの世帯にも年間平均1万70ユーロ(約120万円)の所得が保障されるという。
 政府によると、この措置で約85万世帯、合計230万人が恩恵を受け、うち3割が未成年の見通し。来月に約10万世帯への支給が始まるという。同制度の費用は年間30億ユーロ(約3600億円)と推計されている。

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初めてベーシックインカムの記事を書いたのがちょうど2年前の2018年8月。その時はまだこれから中長期的に考えていこうと思っているくらいだったのに、コロナの影響もありわずか2年で、しかも先進国の中からベーシックインカムの制度を決定する国が出るとは驚きです。2020年7月には支給開始とのこと。救済措置としてだけでなく、社会の仕組みをデジタル化などによって変えていけるかが定着化するか、成功するかのカギになりそう。

 

6月に入り日本でも続々と上場企業の在宅推奨も出てきている。こうなると本格的に社会が変わりはじめる第一歩。緊急事態宣言解除でBeforeコロナに戻ってしまうか瀬戸際だと思ったけど、少し変わる方向に行けそうだ。

 

一方、学校教育などはオンライン化が遅れている。今は国内は受験だ浪人生だという議論しかないけれど、外に目を向ければオンライン化遅延は国際競争力を一層弱めることになる。

 

ロックダウン状況下でもアメリカはオンライン授業ができ、上海でも一斉オンライン化が3月にはできている。そして学力も高まっている。日本はほぼ休んでアルバイトがなかっただけ。これでは国内競争は良いが国際社会からは置いていかれる。

アメリカはオバマ政権時代に国策としてタブレットやPCの全校生徒配布、wifi環境の整備などをしている。だから今花開く。

 

やっぱり今後は世界の新しいスタンダードを見ながらでないといけないんだろうと思う。その上で日本ができることや日本らしいことを作っていく必要がある。

 

早く発想を変えて、生き方や教育を新しいスタンダードにしようと、強く思う。;コロナが何一つ終わったわけではなく、むしろ強毒性の次の流行も可能性があるわけだし、スペイン風邪に似た流行になる可能性も十分にあるから、一層気を付けよう。