休んでいる間は、家でおとなしくしていたので、読書する時間が久しぶりにできました。
今回読んだ本は、池井戸 潤さんの「鉄の骨」です。
- 鉄の骨 (講談社文庫)/池井戸 潤
- ¥880
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中堅ゼネコン・一松組の若手社員、富島平太が異動した先は”談合課”と揶揄される、大口公共事業の受注部署の業務課だった。
今度の地下鉄工事を取らないと、ウチが傾く・・・
技術力を武器に真正面から入札に挑もうとする平太らの前に「談合」の壁が。
組織に殉じるか、正義を信じるか。
談合という問題を、平太の先輩、西田を通じて建設会社の事情、平太の彼女(銀行員)を通じて、一般的な視点を示しています。
また、彼女の先輩で融資担当の園田を通じて、談合不要説を展開し、大物フィクサー三橋がそれでも談合がなくならない事情を示しています。
そういう堅苦しそうな話なのに、物語の面白さのほうが勝っていて、グイグイ読めるから不思議です。
そして、最後の結末のどんでん返し。
600ページ以上あって、ボリュームがありますが一気に読めました。
オススメの本です。
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