笑う警官  佐々木譲 | ふじちゃんえんとつの満腹グルメブログ

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食事の話題を中心に、時々読書ネタや自分のお店のことなどを、書いていきたいと思います。


最近読んだ本を紹介します。

佐々木譲さんの笑う警官です。


笑う警官 (ハルキ文庫)/佐々木 譲
¥720
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この本は映画になりました。

北海道警シリーズの第1弾です。

札幌市内のアパートで、女性の変死体が発見された。
遺体の女性は北海道警察本部生活安全部の水村朝美巡査と判明。
容疑者となった交際相手は、同じ本部に所属する津久井巡査部長だった。
やがて津久井に対する射殺命令がでてしまう。
捜査から外された所轄署の佐伯警部補は、かつて、おとり捜査で組んだことのある津久井の潔白を証明するために有志たちとともに、極秘裡に捜査を始めたのだが・・・・

実際に北海道警察であった不祥事をモデルにして、この殺人事件と絡めています。
「笑う警官」は、元の題名は「うたう警官」でした。
「うたう」とは、告げ口するとか、密告するという意味です。
津久井が北海道警察の不祥事の証言を、百条委員会(公務員が守秘義務が免除される)でするという情報がもれて、事件の犯人かどうかにかかわらず、射殺せよという命令がでるんですが、実際の事件でも、裁判所にアクリル板を設置して口封じを防ぐ異常事態だったそうです。

とても面白い作品で、このシリーズの本は全部読んでいます。
警察物が好きなら、かなりオススメの本です。


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