イチョウの投げた種が今 -7ページ目

イチョウの投げた種が今

端的というストレートが投げられなくて変化球で逃げる

開きかけの扉は、転がってきたバレーボールの重みで閉じかけの扉へとハンドルを切った

原色よりやや明るい青のシャツが、ボタンの白を映えさせる

ボールを持ち上げるには少し小さな手のひらを精一杯広げて(握力は強い方であるから)彼はまたソファーへ戻った

数字の書かれた天井へ、高い天井へトスを上げる

天井にバウンドしたら負けのゲームだ

いとこが教えてくれた暇つぶしである

横たわった4と目が合って、そこからの記憶はほとんど無い