障がいを持つ子供の将来を見据えた海外療育

障がいを持つ子供の将来を見据えた海外療育

コロンビア大学院で特別支援を学んだ療育の専門家が個々の将来を考慮した子供の成長を伸ばす方法論を事例と一緒に紹介します。

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  6月ダウン症を持つお子さんのための療育教室

障がいをもつ子供達に米国式・脳と体からのアプローチで認知力向上を目指し支援者の育成をしている療育コンサルタントの竹村文です。

 

 

 

 テーマ:雨

こちらのお教室では、ダウン症をもつお子さんが質の良い歩行、昇り降り等の粗大運動や指先を使った遊び、歌や音楽を通した言語発達等を積極的に取り組んでいくクラスです。今月は愛情たっぷりのよしこ先生からのレポートです!


 

しげ先生が「あめふり」の歌を歌いながら、霧吹きで雨を降らせてくれます。

 

 

「あれ?お顔や手についた!なんだろ??」

 

「雨って冷たいね」

 

子どもは体験から学んでいきます。

 

すると大きな紙が出てきたよ。

たくさんの傘が描いてあるね。

何をするのかな?

 

次は、霧吹きを持って、シュッシュッシュッ

 

 

今度はみんなで雨を降らせていきます。

 

 

傘が青色に染まっていきます。

 

子どもたちは不思議そうに見ていますね。

 

すると、シャボン玉が登場!

 

 

ふわふわふわ~

 

動いていくシャボン玉を目で追いかけます~。

 

 

頭の上のたくさんのシャボン玉。

両手を広げて触ってみるよ。

 

 

 

お口をあーんと開けて、ついつい食べたくなっちゃうね。

シャボン玉をしっかり見て、目で追う追視ができています。

 

 

 

こちらは、シャボン玉を触りたーいと、手を出した男の子。

そっと、優しく、シャボン玉に触れていました。

 

どのように触れていいのかな?と考えて優しく手を出すという力加減。

 

 

先生が教えるのではなく、

遊びの中で自然と身に付いていきます。

 

 

 

次は新聞紙の雨が降ってきたよー。

子どもたちは傘をしっかり持ってね。

 

 

 

あれ?いつの間にか子どもたちも新聞紙を抱えて雨をいっぱい降らせているよ。

 

 

お母さんがしていることを見て、理解して、「私もやってみよう!」と真似ている。

 

認知度が上がっていることが分かりますね。

遊びの中に、子どもたちの成長を感じますね。

 

 

 

わ~、とっても楽しいね。

 

親子で笑顔になっています。

 

あや先生もとっても楽しそう。

 

 

いっぱい「雨」を楽しんだ後は、歩行の練習です。

 

しっかり先を見ながら歩いていますね。

歩き方も変わってきました。

 

子どもたちに笑顔も見られます。

 

歩くだけでなく、周りを見ることができるようになると、歩くことがどんどん楽しくなるね。

すると、もっともっと歩きたくなる!

 

 

 

手を使った微細運動は、

傘にシールやペンで雨を降らせていきます。

 

 

最初は上手にシールを貼れなかった子どもたちもあや先生やお母さんの声かけで、「自分でやってみたい」と自ら楽しく取り組むようになりました。

 

自分でやりたい!という気持ちが子どもたちの成長に繋がっていきます。

 

 

 

最後は、あや先生への相談タイム。

 

・保育園でみんながしていることを一緒にやろうとしないんです。

 

・スプーンやフォークはどのようなものがいい?

 

お母さんから様々なお話がありました。

 

 

日ごろ気になっていることを話したり、我が子の成長に合ったアドバイスをもらえると安心して子どもに関わることができるようになりますね。

 

 

 

「言葉はどうしたら増えていきますか?」のお母さんからのご相談にあや先生は、

 

「言葉を育てるには、まずは楽しく体験することが大切。歌や絵本がおすすめです。」とアドバイス。

 

言葉も体験から身に付いていくのですね。

 

 

そういえば、教室が始まる前の手を洗うとき。

お母さんが優しく歌を歌いながら、子ども一緒に手を洗っていました。

 

 

こんなワンシーンが、子どもの言葉を育てていくのですね。

 

 

療育教室では、子どもたちは様々な体験や様々な感覚(多感覚)を通して学ぶことで脳神経を繋げていきます。

 

 

次回は7月6日(木)10時〜@ここんさん

8月はお休みで次回は9月から。

9月からの療育教室の募集は7月末からです。

 

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療育コミュニティでは、療育についてもっと学びたいという支援者の集まりです。色々なことを楽しく話し合っています。