気が付けば三月、
何の飾りもしないままにひな祭りは終わってしまった。
遅ればせながら、とあるところに飾られているお雛様を…
子育てをしている時には、バタバタと慌ただしい毎日を送りながら、
それでも毎月のようにやってくるイベントは忘れたことはなかった。
お正月、節分、ひな祭り、ゴールデンウィーク、こどもの日…
そしてそんな日々を過ごしていると、突然やってくる、巣立ち
いや、ジワジワと始まっている自立への一歩を
親は見落としがちなのだろう。
最初に気付いたのは、小学校への入学、
何といっても一番大きかったのは中学生になった頃、
休みの日も親を必要としない、という現実に、
これはヤバい!、自分も子離れしなければ、と思い始めた瞬間だった。
時間はある時とても残酷で、遅々として進まないと感じる時もある、
もうこんな辛い時期はさっさと過ぎてくれ~と思いたい時もある、
逆に、今この一瞬がずーっと続いてほしい、と切に思う時もある、
けれど、時間は遅くも、速くも、留まる、でもなく、進んでいく。
ひな祭りが終わった後で気付いた自分を情けないな~と思いながら、
それでも時間は止まらずに一刻一刻と進んでいること、悪くはない。