正木明1の1(はじめ) -27ページ目

正木明1の1(はじめ)

八十歳(2014)になって、「老いのうた」のタイトルで詩作を始めました。すっからかんの音と色と詩と・・・・・・・

        「永訣」




       やがて は やがてなのです


       列車がいくつもの駅にとまり


       やがては 終点に着くように





            車窓に流れるのは


            春は春


            君の家にも春はきて


            夏は夏の


            僕の家にも夏はくる


            秋は勿論 秋の景色で


            冬は冬で春への


            寛容と忍耐で白くなる


            


            始まりは終わりで 終わりは始まりだと


            思う その思いも


            やはり やがて はの終わりがやってくる


            それは


            終点でないから 終点なのですと


            難かしいようで 至極簡単な


            結論なのだ