自分に向かないことが大好きな場合、

多くのひとは大好きなことを諦めてしまう。

 

「自分には向いていない!」

 

って、他を探すと思う。

 

 

 

でも、、、

 

 

 

自分に向いていなくても、

溢れるほどの情熱があり

大好きだったらどうするか?

 

 

 

自分に向いていないって、

自分の大好きなことを否定して、

他を探していたらいつまで経っても

やりたいことが見つからない。

 

 

 

 

例えば、、、

 

 

 

僕の場合、子どもの頃

多くの男の子が憧れるように、

ヨットやクルーザーに憧れた。

 

ボートショーなどに行き、

桁外れに高額なクルーザーの中に入り、

自分が所有している未来の夢を

想像するのが大好きだった。

 

 

 

だが、、、

 

 

 

実際にボートに乗る機会があり、

すぐに船酔いしてしまう自分も体験した。

 

その時、

 

「自分には向いていない!」

 

って、思った。

 

 

それでも海は好きで、20代の頃、

グレートバリアリーフをダイビングしながら、

7日間船上で過ごす旅も2度経験した。

 

 

極度の船酔いで辛かったが、

横になって船酔いを我慢していた。

 

実際の船上での生活は、楽しかったと言うよりも、

仲間と一緒に辛い合宿をやりきるような体験で、

船は、

 

「やっぱり向いていない!」と、

 

憧れも薄らいでいった。

 

 

 

だが、、、

 

 

 

豪華客船に乗る憧れはまだあった。

 

結局、富裕層的なライフスタイルに

憧れていただけかもしれないけど。。。

 

何らかの情熱があったのだと思う。

 

 

イベントを企画して、

十数万トンから世界最大級の豪華客船に

6回程度乗船することができた。

 

その結果、巨大なショッピングセンターが

移動しているような豪華客船は、ほとんど揺れないので、

船酔いも氣にならなくなった。

 

豪華客船に乗船するのは、

「あり!」だと思った。

 

初めて、大海原を航海している船上で

楽しい時間を過ごせた。

 

 

この経験から、船に対する

情熱も再燃する。

 

 

その後、小型2級船舶免許も取得し、

壱岐で釣り船を操縦する機会も得た。

 

何回か乗っていると、酔い止めを飲まなくても、

酔わなくなり、船酔いは克服したつもりだった。

 

 

この頃、中古のクルーザーを購入し、

船上で暮らすことも真面目に考えていた。

 

 

 

そんなある日、風が強く船が激しく揺れるなかで

船上で作業をしていて、極度の船酔いになった。

 

その時の船酔い経験が、あまりにも辛かったので、

それ以来、僕は釣り船を操縦することはしていない。

 

 

 

また、僕は、

 

「船は向いていない!」

 

って、結論を出した。

 

 

 

とは、言っても、、、

 

綺麗な海で船に乗ることの憧れは消えず、

沖縄に来て、クルーザーヨットに乗せてもらう機会を

2度ほど得た。

 

やっぱり、情熱があった!

 

 

船上でのパーティーは、沖縄の最高の景色の中で、

とても楽しい時間だった。

 

 

 

その時、クルーザーヨットのオーナーから、

実際に航海に出た時の過酷さを教えて貰った。

 

オーナーは、

 

「過酷さを乗り越えるのが楽しい!」

 

と、言うのだが、、、

 

 

僕には、

 

「向いていないかも。。。」

 

って、思った。

 

 

 

結局、僕が出したその時点での結論は、

僕は綺麗な海が大好きだけど、、、

 

クルーザーを所有して自分で航海するほど、

 

「やりたいことではない。」

 

って、判断した。

 

 

 

これは、実際にやってみて、

自分で出した答えだ!

 

 

 

それでも、海は好きなので、

その後、サバニに乗った時、

海で帆船を操縦する楽しさも知った。

 

 

そしたら、ディンギー程度なら、

天気の良い日に操縦するのは

 

「やってみたい!」

 

って、願望が湧いて来た。

 

 

流石に、過酷な航海に挑戦するほどではないが、

楽しむレベルなら、僕の趣味にしても良いと思う。

 

 

 

何がいいたいかと言うと、、、

 

やる前から判断するのはもってのほかだが、

ちょっと経験しただけで、

 

「向いていない!」って、判断して、

 

自分のやりたいことリストから

その分野の項目を全部削除してしまうと、

やりたいことが見つからなくなる可能性がある。

 

 

 

 

最初から、凄いレベルで判断するのではなく、

自分が「楽しい!」って思えるレベルで、

興味本位で、いろいろ体験してみることは

大切だと思う。

 

 

 

ロンズー

 

追申:

最後に、船酔いが酷くて、

ヨットは向いていないと思った人物を紹介したい。

 

「自分には向いていない!」って思ったが、

彼は、海が大好きすぎて、ヨットにハマった。

 

その結果、ヨットを手に入れるお金も無いのに、

ヨットで単独世界一周する夢を持ち、挑戦した。

 

スポンサー集めにも、相当苦労したらしい。。。

 

そして、実際に挑戦して、2度も失敗した。

2度目に失敗した時は、申し訳なくて死にたくなったと言う。

 

それでも諦めきれず、3度目に挑戦する。

 

3度目は最後の挑戦とし、失敗したら死んでもいいと

人生をかけて挑んだらしい。

 

そして、彼は26歳の時、

史上最年少単独無寄港世界一周航海を成し遂げた

 

その後も、挑戦を続け、単独無寄港無補給の世界一周ヨットレース

「ヴァンデ・グローブ」にてアジア勢初となる完走を果たした。

 

この頃には、20億円ものお金を出してくれるスポンサーも

出てきたと言う。

 

その人物とは、白石康次郎さん。

 

次の動画を観ると、どの程度の情熱があれば、

20億円ものスポンサーがつくのかも納得できる。