江戸幕府が殿様に与えた禄高は

米の生産量の目安。

米一石は人間が一年間を生きる量

五十万石の土地には五十万人が生活できる。

 

今の都市の人口と較べますと

五十万石の土地に百万人が暮らしている都市には

米が足らない分だけの

二次、三次産業が活発に育っている。

 

五十万石の土地に五十万人が暮らしている都市には

あまり積極的な産業は育っていない。

 

百万石の土地に五十万人が暮らしている都市には

長閑で豊かな暮らしがあります

このような都市には

昔の投資産業と商業があります。

 

だから

百万石の都市には百万人商業都市と

同じようにお稽古事が盛んで

良いお菓子があります。

 

百万石の土地のお菓子は

お菓子を食べる頻度に対応して小型で軽い味です。

材料は糯米、小豆、砂糖のものが主流です。

 

京都、大阪、東京のものは別格でさらに何か

果物や香料の珍味が加わることがありますが

逆に

五十万石になり

二十万石

五万石になるにしたがって

糯米、小豆、砂糖は

粳米、大豆、塩に取替えられ

雑穀も入ります。

 

年に一度だけのお菓子になりますと大型で

重い味になります。