「醤油ぺろぺろ少年」が一躍有名になり、回転寿司の株価が暴落したことは記憶に新しい。
しかし、今回ぼくが語りたいのは「衛生問題」についてではなく「味の問題」についてである。
「東京の寿司はまずい」
あえて大暴言からスタートさせていただく。
「ムッ」となった方がいたら申し訳ないが、これが僕の所感だ。
もちろん高いお金を出せば、店主が目の前で握ってくれるような、”まわらないお寿司屋さん”で絶品寿司を味わえるのだろうが、
あくまで「安く旨く」が本ブログのテーマである。
残念なことに、東京の寿司屋において「安さ」と「満足度」は比例関係にあるように思う。
安くて大満足できる、そんなお店はないもんかねぇ?
安さといえば回転寿司。
くら、はま、かっぱに、それからスシロー。
バリエーションこそ豊富だが、味がどうにもいけ好かない。
特に、魚介。
水っぽかったり、臭かったり、味が薄かったりで素直に旨味を噛み締められない。
(好きな方いたらごめんなさい)
北海道生まれ、北海道育ち。
魚介の味にはうざいほど五月蝿いと自負している。
大学で上京を決めた際、方言も、地元も何もかも捨ててきたはずだった。
だが、どうしても捨てられなかったのだ。寿司へのこだわりだけは。
在学中は、友人と回転寿司に行くことも多かった。
わたしが決まって注文するのは「納豆巻き」や「かっぱまき」「肉寿司」といったnon魚介系寿司。
回転寿司の魚介にこれ以上失望したくなかったから。
あまりに「変わりネタ」ばかり攻めるものだから、
親友からは「お前いつも邪道寿司ばっかり食っているよな」と揶揄される始末。
「好きで食っているんじゃないわい!!」
反論したい気持ちをグッと堪える。
邪道寿司を選ぶ理由は、口で説明しても伝わらない。
いつかあいつのその口に北海道クオリティの寿司をぶち込んでやる。
そして、平伏するが良い。圧倒的旨みの前に。
旨さの暴力。海の恵み。アーメン。
ここまで本ブログを読み進めてくださった、あなたにお礼が言いたい。
「ありがとう」
こんなにも高飛車な態度で、回転寿司をディスり、北海道の寿司の優位性を語るやつ、絶対に友達にしたくない笑
自分が都民なら、最初の2行でブラウザバックしちゃうもんね。
だから、我慢して読んでくれてありがとう。
そして、そんなあなたにこそ「北海道の寿司」を味わってほしい。
「忙しくて北海道なんて行っている暇ないわ」
読者からため息まじりの声が聞こえてくる。
そんなあなたに朗報だ。
東京で「北海道クオリティの味」を楽しめるお店がある。
その名も「トリトン」
池袋とソラマチに2店舗を構える人気店。
北海道内でも力のある寿司屋さんで、
幼少期、回転寿司といえば「トリトン」が定番だった。
ちなみに僕の同級生はトリトンの社長の息子だった。(どうでもいい)
入学式にトリトン、クリスマスにトリトン、誕生日にトリトン。
トリトン、トリトン、トントントン。(目おかしくなるわ)
僕の人生はトリトンと共に歩んできたと言っても過言ではない。
ちなみにこちら回転寿司である。
値段は大手チェーンと比べれば高いものの、リーズナブル。
野口英世3人で腹いっぱいうまい寿司が食べられる。(*フードファイターを除く)
今日、僕はこれ以上語らない。
僕がこれ以上どんなに熱弁をふるったって、何も変わらないのだから。
どうか、黙ってトリトンに行ってほしい。
そして寿司を頬張ってほしい。
皆さんの寿司の概念が180度コペルニクス的転回を遂げると確信している。