神楽坂の空地に突如現れたトレーラーハウス型のステーキダイナー。来春には隈研吾氏設計のシェアハウスが建設される予定で、今年8月までの期間限定出店。店舗プロデュースは隈研吾氏の息子である隈太一氏で、運営は神楽坂「ビコック」出身の恩海氏。2人はビコックで知り合って、このお店が実現したという。前日に同じくビコック出身の藤澤氏の「松㐂」に訪れており、偶然にも2日連続でのビコック繋がりとなった。
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コンセプトは「ステーキとホットドッグとワインの店」で、ビコックでサービスマンであった恩海氏は、カルネヤサノマンズで修行を積んだらしく、高山イズムを叩き込まれたのだろう。スノーピーク社のトレーラーハウスはカウンター席のみのウッディなつくりで、シンプルながらもスタイリッシュに感じさせ、他のお客さんも含めての一体感がある空間となっている。
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メニューのバリエーションはそれほどないものの、いずれの品も魅力的なラインナップで、常に変化していくという。ワインはヴァンナチュールで、ロゼのスパークリングから白2杯に赤1杯をグラスで。特に印象的だったのは「HALFWAY TO HEAVEN」というオーストラリアワインで、シンプルなジャケットにも好感が持てた。
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スターターの鴨のスープからクオリティの高さを感じさせ、別盛りにしてもらったサバとキアヌのサラダはビジュアルも美しく、目でも楽しめる。店内に吊り下げられている自家製ソーセージやマッシュルームと大麦のグラタンも美味しい。単独でもワインのお供となりえる唐辛子入りのボルディエバターに、添えられたプチパンは近くのパン店「アルタムーラ」特注。メインの岩手和牛のランプステーキは赤身で脂身が少なく、肉自体の味をしっかりと味わえ、看板料理に偽りなし。
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ヌガーグラッセとカルヴァドスで締め、満足度は最高潮に。これでビコックではサービスマンだったというのだから、もったいない。8月以降は未定だというので、中野に招致を試みたが、既に松㐂があるからと断られたのはつくづく残念(笑)。
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