食べログ鰻カテゴリー全国1位のお店で、ソロモン流で賢人として紹介されたこともある名物大将が今年の3月末で引退されて、一緒に仕事をしていた弟子の藤森さんが2代目として引き継いでいる。
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池袋駅からは、やや離れたロケーションで、偏見かもしれないが、食のスラム街の池袋の決して良いとは言えない場所で、変わらず連日満席の人気を誇っている。
17時と19時半の2回転の完全入替制になっており、この日は後半の予約で、3人にてテーブル席に。鰻の捌きが見られるカウンター席がベストかもしれないが、初かぶとなので贅沢は言えない。
メニューはあるが、基本おまかせとなっており、この日は幸運にも天然鰻の入荷があったので、天然と養殖が食べ比べられる構成で量抑えめに。
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まずは串ひととおりから。えり焼きに天然あたま、塩焼のあたま、天然ひれ、ひれ焼、きも焼、おおかま、一口蒲焼、れば焼で様々な部位を楽しめ、串の天然は四万十とのこと。白焼きと蒲焼は、養殖と四万十・岡山の天然鰻をそれぞれ食べ比べることができ、ボリュームたっぷり。養殖と天然は見た目も食感も味も香りも異なり、同じ養殖や天然でも頭と尾の方で味が違うのも驚き。串を含めて、鰻の隅々まで味わえる体験は、かぶとならではと言える。
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お酒を2杯飲んでの会計は16000円ほどで、天然込みでのコスパ評価は分かれそうだが、個人的には初天然であったことを含め、ボリュームとクオリティに比して相当ではあると感じた。
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先代は口が悪かったらしいが、2代目は反面教師からか物腰柔らかく、好感が持てる接客。そのソフトな対応の中にも鰻への情熱はひしひしと感じ、その辺りのDNAはしっかりと受け継いでいるのだろう。後継者を育てるという点でも、先代は優れていたと思われ、後継者がおらず、消えゆく名店も多いが、かぶとは当分安泰といえる。しかし、予約は早くて来年の9月らしく、その予約の取りにくさにかぶとを脱ぐ。