ローマ料理のおばんざい屋さんとうたう岐阜にあるイタリアン。岐阜駅からも離れた住宅街の中というひっそりとしたロケーションにあるが、オーナーシェフの野田さんは業界では有名人。六本木サバティーニの料理長を25年務め、料理の鉄人では陳建一という対決した経歴を持ち、出身地である岐阜に帰ってきた。
外観、内装ともにシンプルながらセンス感じるカフェ風のつくりで、肩肘張らずにリラックスして料理を楽しめるようになっている。
ランチは、アミューズに前菜、リゾット、パスタ、肉料理のボリュームで2000円というハイコストパフォーマンス。ビーツとじゃがいものスープに始まり、前菜は野菜の盛合せで、岐阜の食材をふんだんに使う地産地消がモットー。バターや生クリームをあまり使わないので、素材の味を楽しむことができ、肉料理やパスタからも随所にドン・サバティーニに選ばれた男の実力を味わえる。
ディナーは1日1組限定の予約制となっており、店名の意の通りに、ゆっくりゆっくりと料理を堪能することができる。