昭和29年創業の門前仲町のランドマーク的存在のお店で、連日お店の前には行列のできる人気店。お店は4階まであり、1,2階は1人や2人までで、3人以上は3,4階という棲みわけらしいが、この日は2人客でも4階を案内されていたのでケースバイケースなのだろう。しかし、折角の魚三デビューは1階でしたいので待つことに。
1階はコノ字カウンターになっていて、壁にびっしりとある品書きが壮観。丸千葉もそうだが、コノ字カウンターとたくさんの品書きにはなぜか惹かれるものがある。品書きの中心は魚介類で150種類近くもあり、それもそのはず、魚三酒場は元々100年以上前からあった魚屋だからだ。
魚介類からは、ねぎトロ、シメサバ、イワシフライには穴子白焼きなどを。いずれも質、量、値の三拍子揃っており、特筆すべきは50円のあら煮と100円のぶりつゆのワンコインつまみ。今時、ジュースも買えない値段で、居酒屋で酒のつまみを楽しめるとは恐るべし魚三酒場。
正直、外国人客や自分も含めてのミーハー客相手が多いだろうと、それほどのクオリティは期待していなかったのだが、いい意味で裏切られた降参酒場は再訪必至。