名古屋といえば手羽先。その手羽先の元祖が「風来坊」で、チェーン展開ではなく、暖簾分け方式を取っており、名古屋を中心に全国に多くのお店がある。数多くの風来坊の中で、名古屋で一番手羽先が旨いと一部で言われているのが、この御器所店。名古屋一旨いということは日本一旨い風来坊ではないか、と思い訪れた。
外観、店内ともに地方の居酒屋の雰囲気で、銀座や品川のビルテナント風来坊に慣れている自分にとっては違和感があるが、これが本来の姿なのだろう。
何はともあれ頼んだ手羽先は、思ったよりも大ぶりで、思ったよりも甘さが控えめで、ビールとよく合うスパイシーさも持ち合わせており、名古屋一の噂に違わぬ旨さ。自分は以前より手羽先のみならば、山ちゃん派を公言していたが、考え方を変えねばならないと思ったほど。
サービスをしてくれる77歳のおばあさんが、またお店の雰囲気に良いアクセントを加えており、日本一美味しい風来坊と伝えた時の笑顔が忘れなれない。またその笑顔を見に手羽先を食べに訪れたい、そんなお店。
風来坊 御器所店 (鳥料理 / 御器所駅、荒畑駅、桜山駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.8