イギリスのソウルフードであるフィッシュアンドチップスはすでに日本でもアイリッシュパブなどで、メニューとして定着しており、専門店と聞いてもそれほどの新鮮味がないかもしれない。しかし、英国フィッシュアンドチップス協会のアジア初の認定店となれば話は別。
オーナーの滝沢さんは元航空会社のチーフパーサーで渡英経験も豊富であり、本場のフィッシュアンドチップスを伝えたい想いからの出店。店名も創始者の名前から取っており、リスペクトを感じる。
六本木ミッドタウン向かいのロケーションで、テイクアウェイも想定しているので、店内の席数はそれほどないコンパクトなつくり。
フィッシュフライの白身魚には北海道羅臼産のマダラ、ポテトチップスには北海道の生ジャガイモを使用しており、素材へのこだわりが見られる。
容器のボックスは英国新聞をコラージュしたラッピングが施されており、新聞紙をくるんで食べ歩いたという産業革命時代を彷彿させる。オーダーしてから揚げるため、揚げたてを食べられ、ベジタブルオイルであるからか、意外とあっさり。
ソルト&たっぷりのビネガーをかけて、木製のピッカーで食べれば、気分はすっかり英国人。
マリン (西洋各国料理(その他) / 六本木駅、乃木坂駅、六本木一丁目駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5