西国分寺にある蕎麦店。駅からやや歩く住宅地のロケーションで、大きな暖簾が雰囲気を出している。
店内の壁にある店主自筆の絵葉書風の品書きがどれも美味しそうで、蕎麦店とは思えないほどのバリエーション。それもその筈、店主は有名料亭出身であり、その腕前は料理に確かに表れている。
玉子焼き、自家製豆富、小芋煮、秋茄子丸煮、もろこしのかき揚げなどいずれも美味しく、お酒とも良く合う。特に初食だった鮑の肝の塩辛は絶品だった。
締めの蕎麦切りも十割で、蕎麦の香りを十分に楽しめ、濃い目の蕎麦つゆも好みのタイプ。元々は和食が専門で蕎麦が後とは思えないほどのクオリティ。その器用さは店内に飾られている仏像が店主が彫ったものであることからも良く分かる。
家族経営のアットホームな雰囲気のなかで寛ぎながら、美味しい料理と蕎麦にお酒を楽しむことができる。
潮 (そば(蕎麦) / 西国分寺駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0