テレビチャンピオンで築地王になった方の情報で、ひな鶏の素揚げのお店が鮫洲にあることを知る。ひな鶏の素揚げといえば、自由が丘のとよ田が有名で好きだし、蒲田のうえ山にも行ってみたいと思っている素揚げラバーとしては行かないわけがない。しかも店主はうえ山から習ったとくれば尚更だ。

調べてみると、大井町、鮫洲、青物横丁の3駅からの中間点の微妙なロケーション。しかも一度店の前を通りがかり、入ろうかどうか迷ったお店だった。相変わらず自分の直感だけに頼りきれな自分がいる(笑)

一度ノーアポでふられているので、当日に電話確認をしてから訪れた。

大井町から向かったので、その前に8huit.でロゼと白をグラスで飲んでウォーミングアップ完了。

青物横丁から仙台坂を登り切った一角にあり、並びにはラーメン屋のとよやがある。ロケーションもそうだが、店構えもそれほど主張しておらず控えめな感じ。
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店内に入ると、カウンターが7,8席ほどあり、手前にはテーブル席で6人座りくらいだろうか、予約が入っている。カウンターも残り1席で、月曜のこのロケーションにしてなかなかの人気と言える。電話しておいて良かった。

メニューはとよ田同様、素揚げがメインだが、異なるのはサイドメニューが充実していること。厚揚げや鶏もつ柚子胡椒和えも気になったが、ポテトサラダのみにして、あとはメインの素揚げのむね、もものセット1400円に。
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瓶ビールはサッポロ赤星。プレミアムモルツのグラスで飲む呉越同舟も悪くない。
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ポテサラ、の前にお通しの肉じゃが。知っていればポテサラでなくとも良かったか、とやや後悔。しかしこの肉じゃがは新じゃがで味がしみていて美味しい。ポテサラもマヨネーズ感がそれほど強くなく、それでいてじゃがいものもっさり感も強すぎないバランスが取れている好きなタイプ。他のサイドメニューへの期待も俄然大きくなる。
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セットはまず、むねから。手羽もついており、素揚げらしくひな鶏の美味しさをそのまま感じることができる。味付けも塩のみのシンプルさがまたいい。当然ビールとの相性も抜群だ。
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そのあとのももはむねよりもやや柔らかさを感じる。塩はゲランド塩で控えめにしてあり、足りなければ足すこともできます。
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セットにはオニオンスライスが付いてくるので、やや飽きがきた時に口の中をさっぱりリセットすることができる。
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正直とよ田と比べると、素揚げに関してはややインパクトは弱い印象。ただサイドメニューは断然そのだが上。とよ田はサイドメニューの弱さが逆にメインの素揚げを際立たせており、そのだはその分魅力が分散してしまうからかもしれない。

しかしながらこのロケーションにしてオープンして日も浅いにも関わらず、既に人気店の兆しも見える。物腰柔らかい店主の丁寧な仕事ぶりにも好感が持て、今後も定期的にお邪魔することになりそうです。


ひな鳥 そのだ居酒屋 / 鮫洲駅青物横丁駅大井町駅
夜総合点★★★★ 4.0