日本一ラーメンを食べた男、大崎氏の呟きをツイッターで目にした。
五反田の立ち呑み屋がお昼にトマトつけ麺なるものを出していて、なかなか
いけるというもの、だった。

場所をネットで調べると、五反田有楽街のど真ん中でまさにキャバクラなどがある並び。
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最近五反田の夜のお店は客足が遠のいてるのか、スナックやキャバクラが入っているビルのテナントでつけ麺屋をやっているのを見かける。実際、一度行った「小林家」はまさにキャバクラの箱だった笑。

どうやら今流行りのつけ麺は参入障壁が低いらしく、玉石混交の世界なので大した期待もせずに訪れた。

有楽街から1本入った細道にあり、表通りに案内板があるものの分かりにくさはある。

ランチピークを外した13時前に訪れたので、先客は0。カウンターで女性店員が餃子を包んでいる。立ち呑みとあるが、椅子はあり10人ほどで満席になるだろうコンパクトな店内。

メニューはつけ麺だけでも結構種類がある。辛味噌つけ麺、麻婆つけ麺、坦々風つけ麺、味噌つけ麺など。しかし目的はあくまでもイタリアン風トマトつけ麺(850円)唯一つ。
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店主はまだ若いが対応は柔らか。待つ間に店内を見渡すと、夜のメニューもあり、料理が300円~500円と安い。人気4位に奥さんが作る餃子とあり、なるほどこの餃子を包む女性が店主の奥さんか、などといらぬ詮索をしているとつけ麺が運ばれてきた。

つけ汁はチゲを入れる石鍋に入れられており、グツグツと煮えたぎっている。一見、スンドゥブチゲのようだ。しかしとろけるチーズと粉チーズが上からかけられており、なるほどイタリアン風。
このつけ汁は辛味噌ベースであり、コクがあり濃厚。それでいてトマトの酸味がきいており、しつこくない。チーズのとろみとコクもいいアクセントになっていて、なかなかレベルが高い。
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麺はつけ麺にありがちな太麺ではなく、普通の中華麺。これはどちらがいいのかは分からないがこのつけ汁なら、どちらでもありでは、と思った。トマトベースのスパゲッティやタリアテッレがあるように。ま、このくらいの細さのほうがよく絡むであろう思惑なのかも。
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同じイタリアンつけ麺の先駆者の大井町の「adito」は太麺でもよくスープと絡んでいたし。談のスープのほうは辛味噌ベースなだけピリ辛であり、濃厚さは強い。しかし総じて美味しく食べられます。大崎氏がまずまずの評価をするだけのことはあります。

ちなみにスープ割はありません。かわりにランチタイムは半ライスがサービスであり、このつけ汁にご飯を入れてリゾットで締めるスタイルがとれるのです。

さすがに炭水化物のコラボは気がひけたので、リゾットにしたかどうかは明言を避けます。
ただ一言付け加えると、「リゾットも旨い」ということ笑。



呑み処 談 居酒屋 / 五反田駅大崎広小路駅高輪台駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5